匍匐前進日記

行政職で森林・林業にかかわってましたが、現在は民間で働き出しました。記事のテーマは業務関連の資格と時々パソコンの話ってところです。So-netから移行してきました(20160620)。移行前のは20100107~。記事は時々加筆修正します。

年末年始の予定

先週は職場で席替えがあった。

年度途中でやめることになった私の後任がくるので、そのための席替え。

おかげさまで、なんとか年末に辞めれることになった、、、のはいいが、派遣元内部ではシワ寄せをくった人がいて、それに対しては申し訳ない。派遣元は、この時期に派遣要員ではない本社社員を派遣にまわすという選択をした。

派遣先の上司は時期も時期なので、「なんだかなー」って反応でしたけど、、、

後任の方に対して申し訳ない気持ちの一方、補充を選択したのは派遣元なので、全部を背負うつもりはないし、背負えない。

大体、派遣元関係者には全く言わなかったけど、もともと辞意を固めたのはすべて派遣元の処遇が原因なのだ。

 

派遣社員は鵜飼の鵜のようだ。

捕まえた魚を一旦全部吐き戻させられて、一部を食べさせてもらう。

ピンハネ率が派遣元との雇用契約書に記載されているけど、派遣先と派遣元がいったいいくらで契約しているかわからん以上、そのピンハネ率も守られているのか確認のしようもない。

派遣なのにボーナスがある年とない年があるのっておかしくないか?

有給日数も、派遣先は毎年4月に年間20日くれるが、派遣元では9月に初年度10日。

派遣先に迷惑かけてるわけでもないのに、10日超えた場合は欠勤扱いで給料減額。

求人情報に現れない理不尽ていろいろ隠れてるから注意しないといかんですね。

大きな病気できない会社だったよ。

てことで来週の引継ぎ週間が終わったら机片づけてさいならする。

 

年末年始は菌根・菌類の本と予約購入したIPUSIRONさん(監訳)の本読んで、ラジオ作って遊び倒す!

 

 

菌根の世界

菌根の世界

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夜勤がしんどいなー

今週は月曜から4日間連続夜勤。

夜勤あけ、7時間寝たあと、近所の公民館でこの記事書いてます。

今回は京滋バイパス通行止めで集中点検でした。来週も引き続き点検作業がある。

寝不足が人間の能力や健康にいろいろよくないことを改めて柳沢先生の動画で見て考えるところが。

youtu.be

今の仕事の不規則な勤務形態もまずかったけど、前の仕事の通勤が片道2時間弱だったりするのもかなりまずかった気がする。

睡眠時間が短いのもまずいんだろうけど、今週の夜勤は月曜日の深夜に雷雨・豪雨だったので、それもきつかった。

通行止めや集中工事に便乗して点検する場合って、雷雨や豪雨程度では中止になんないんですよね。舗装工事みたいに材料の厳密な温度管理が必要な作業は別ですけど。

近くで垂直に伸びるぶっとい稲光を屋外で見れたのは貴重な経験でしたね。迫力がちがいます。

そういう状況でも中止せず、「カッパ着てやりましょか」みたいな流れで車内から出ていくときは多分自分は能面みたいな顔してる気がする。頭ではヤキトリを思い浮かべてました。

前職辞めて、志願した世界がここまで健康とか感情をすりつぶすとは想像してなかったのはバカだったと思う。

そこではたらくいろんな人のいろんなものをすりつぶしてインフラを維持してんだよなー。

みんキャプ クエスト @ 松山市三津浜 2023 にいってみる

12月2日、愛媛県でのワークショップに行ってみることにした。

iPhoneのアプリをつかって身の回りのものを3Dでスキャンしてデジタルアーカイブをつくって活用するっていうみんキャプのワークショップです。

みんキャプ クエスト @ 松山市三津浜 2023

iPhoneとScaniverseというアプリさえあれば参加できるようなので、関西からえっちらおっちら自家用車で参加する予定です。

街へ出てお昼ご飯をスキャンしたり、いろいろなものを3D化してPLATEAU(プラトー)にのっけるようです。

PLATEAUってのは国土交通省のプロジェクトで都市の3Dモデルを整備して様々な用途で活用しようって取り組みです。

www.mlit.go.jp

具体的な活用事例としては都市計画や防災が多いようです。

www.mlit.go.jp

PLATEAUの活用はコンサルや自治体が主体となってるので、みんキャプのような市民参加型の取り組みの落とし込み先としてはどうしたもんだろか?と思ってますが、まあ行った先でどんな話が聞けるか楽しみ。

今回のイベント参加は、スマホを使って町おこしとか市民参加の取り組みになんかできないかと思って申し込んでみたわけですが、今現在で参加申込者が4人。最少催行人数は何人だ?

このままで開催が大丈夫なんだろうか?

もう一つ心配事は片道5時間以上かけて自家用車で行くので、愛媛大出身の元同僚によると、四国の高速道路が単調で眠気を誘うとのことでした。

急遽若葉ドライバーの長女を運転交代要員として動員。これでいろんな意味で眠気が消し飛ぶので、対策はばっちりです。

長女にもイベント参加しないか聞いてみたけど、観光を楽しむために別行動するらしい。とはいえ、ついてきてくれるだけでありがたい。鼻からうどんが出るまでたべてもらうか。いや香川じゃなかった。

1年半あまりで転職することになりました

今年2月に手術したこともあり、健康上の不安を抱えていたので、家族の要望もあり退職することにしました。

今の会社は勤め先としては2つ目。昨年4月から1年と半くらい勤めてます。我ながら短かったとは思いますが、まあ体調面の問題なので仕方ない。

現在退職時期が完全に決まっていませんが、年末あたりで調整中。

7月くらいから地元市の中途採用などを受けたりしましたが、結果的に元の職場の関係で当面はご厄介になりそうです。

久しぶりに就職試験対策の勉強しました。

といっても技術系の自治体職員の中途採用では筆記試験はないことが多いので、面接対策と小論文対策が中心。

面接は集団討議と個別面接がありましたが、メインはYoutubeで対策ネタを仕入れました。元市役所職員カズさんの動画には結構お世話になりました。

youtu.be動画を参考に総合計画のほか、地域防災計画なども読み込みました。

某市採用セミナーでいっしょになった発注者支援業務で働いてる若いお兄ちゃんにも教えてあげました。

小論文のほうは書籍で勉強しました。お世話になったのはこちら↓の本。

こちらの本もYoutubeと連携して動画で学習できるので、頻出テーマの論点を短い時間で整理するのに役立ちました。

Youtubeってすごいよね。今や学習インフラみたいな役割がありますね。

これからもいろんな分野でお世話になりたい。

1級土木施工管理・2次試験 受験者の皆さん、お疲れ様~

本日の試験、十分な対策ができたとは言えない中での受験でしたが、やっと終わった。

直前で見た動画で出題形式がわかる「かも」って言われて、うろたえてしまったのがよくなかった。

www.youtube.com

有料の添削サービスまで受けたのに、どうしてくれんだよ!と思ったら、この動画1年前のだし、仮に今年変更がされたとして、どう変わるかもわからんのに対策のしようもなかったので、そのまんまの対策で受けました。

結果的には経験記述は従来通りの形式でした。今年のテーマは「品質管理」。用意していた原稿で対応可能でした。

 

解答速報はひげ`ごろー先生が一番早いみたい。

www.youtube.com

これが終わったらAWSとPythonの勉強再開。

帰りに寄った大きな本屋でプログラミングコンテストサイト向けの問題集の本を見つけた。これで行き詰った灰色コーダー、Paizaの永久Cランクユーザーを卒業したいなー。

試験終了後の会場出たフロアで前職の元同僚に声かけられた。

彼は技術士もとってたらしい。偉いなー

方向性は違うけど、頑張ってる話は元気がもらえる。

とりあえず受験者の皆さんはお疲れさまでした。

すごいもん見た気がする

明日、1級土木施工管理技士の2次試験なわけですが、Youtubeでいろんな講義を聞いてて、サイトからおすすめされる中にたまにすごいのが混じってる。

知ってる人は知ってたんだろうけど、↓こちらの方の配信内容が衝撃だった。

www.youtube.com

サムネイル写真がアレですが、内容は壮絶です。

私は発注者側監督員としての経験しかないし、現場は山間部の無筋コンクリート構造物しか担当してないから、躯体は有筋や鉄骨で電気・衛生・設備も物理的にも工程的にも入り組んだビル建設の現場の理不尽さがわかってなかった。

現職場で今年から導入されたeYACHO、記入した内容が瞬時にほかの端末にも共有されるところが便利で、ほかのチームの点検状況が把握しやすくて重宝しています。しかし本来は、ビル建築などの施工図が頻繁に変更される現場で、こうしたリアルタイムでの情報更新機能が必要で開発された機能だということが、この動画みてわかった気がした。

product.metamoji.com

割と初めのころから見てた↓こちらのブログももうずっと更新されてない。

constructiondeg.hatenablog.com生コン打設の記事を最後にブログが途絶えて2年以上経過してる。生コン打設はその後も続いただろうし、この日採取したサンプルの4週強度試験もあっただろうに。

ブログが書けなくなるようなことが仕事であったんじゃないかと思ってたけど、先のゆゆうたさんの動画を見てなんとなくつながった気がした。

どんな気持ちであの記事書いてたんだろうか?

 

高速道路の詳細点検をやってる現職場には、いろんな経歴を持つ同じ身分の派遣さんも多いけど、「施工管理はよりは働きやすい」て声はよく聞く。

施工管理の資格勉強をしてて、ふと手をとめて複雑な気持ちになってます。
(また勉強さぼってしまった。)

 

<20230930 追記>

そういや就職したての若者(IT関係)のブログで、はてなで↓こういうのがあって、更新されなくなって久しいけど、かえって侘しさが。

itsoldier0901.hatenablog.com単に飽きたからとかならいい。体壊したりしてなきゃいいけど。

1級土木施工管理・2次試験準備で感じた残念なこと

8月に受験した一陸特の免状がやっとこさ届いた。

勉強で盛り上がってた時は1月以上前なので、忘れたころにやってきた感じ。

現在は1級土木施工管理技士の2次試験(試験日は10/1)で忙しいような忙しくないような。今一つ気持ちが乗り切らないのが正直なところ。

9月は泊りがけの夜勤続きで生活が乱れがちだったのもあるかもしれない。この仕事続けてると、毎日の血圧測定とか、日常習慣にしたい勉強とかが、うまくいかない要素が多すぎる気がする。言い訳かもしれないけど。

 

さて今回、気分的にもりあげるためにも、有償サービスを使って学習のサポートを受けてみました。結論的には大変良かったと思います。

土木施工管理技士試験は1次試験が択一試験で、2次試験では記述式問題と作文があります。

この作文、自分が施工管理として携わった現場について書くので「経験記述」と呼ばれていますが、これが結構ネックになって試験の合格率を低くしている原因のようです。

とはいえ、各種就職試験の小論文・作文と比べると、試験当日にテーマが与えられ、かつ文字数指定、ってわけでもないので、事前に文章を準備していくことができるので、準備をきちんとした人にはそれほど高いハードルでもないと個人的には思っています。

そう考える理由は次の2点。

まず、土木施工管理の2次試験の経験記述も当日にテーマが示されますが、その内容が、施工管理、品質管理、安全管理のほぼ3つに限られていること。

2つ目は、これらの作文を添削してくれるサービスが充実してるので、ちゃんと添削を受けて、原稿を修正しておけば、不合格になるほどの減点はくらわないはず。

っていうことで、今回、3つのテーマ(工程管理、品質管理、安全管理)について添削サービスを使ってみました。

自分が書いた原稿って、自分じゃわからないゆがみが記述漏れが入ってることが多いので、それなりのスキルを持った人に見てもらう必要があると思ってます。

とはいえ、その試験に合わせた観点で評価できる人に見てもらわないと、合否に関わる減点ポイントを見落としてしまうかもしれない。有資格者でない人や、「なんか適当に書いたら受かってた」人に見てもらっても、安心できない。そういう意味で、必ずしも職場の先輩に見てもらうのがいいとは限らないと思います。

5年前に2級土木施工を受けたときはCICの添削サービス付き講習会で添削してもらった。大島先生元気にしてるかな?

www.cic-ct.co.jp

今回は添削だけ受けたかったので、Google先生の教えてくれたココナラの添削サービスを受けてみました。

coconala.com

リンク張ってみたら1級のほうは受付終了してた。。。残り1週間だもんな。でも2級はまだいけるみたい。

 

今回利用したサービスは個人の方でした。利用した感想はレビューにも書いたけど、自分の原稿に不足していた要素を的確に指摘してらったので、原稿修正を楽に進めることができました。当日は用紙に流し込むように書くだけでいいと思えるようになりました。

ところでこの方、元同業者のようです。県職か市町村かわからんけど。Youtubeにも土木施工管理の学習動画をたくさんアップされていて、とても参考になります。

www.youtube.com

こんなバイタリティがある方を外に出しちゃったことは組織にとって損失ではないのか?って思うんですよね。自由にやりたくて外に出たのか?出たから食べるためにやってるのか?実際のところはよくわかりませんけど。

みんなそれぞれ、納得してるしてないにかかわらず、事情があって現在があると思うのですが、彼女のような方が組織にいたまま若手育成を続けることはできなかったのか?と思いました。

採用試験でなかなか人柄や能力を把握することが困難なのは仕方ないけど、働いてる人が垣間見せる才能や能力をきちんと見出したり、それを評価した人事が行われることもなくて、そのせいで人材が流出してんじゃないかとか。この方に関しては完全に想像ですけど。

今回私が良質なサービスを受けれたのは、彼女が外に出てたからなんでしょうが、なんとも残念な気がしました。

(また勉強さぼってしまった)

 

<230924 追記>
ちゃんさと技師さんのブログを見つけて、退職の経緯を見ると、合点がいとくところ多数。さもありなんってとこです。今は充実した毎日を送られてるとのことでなんか安心した。

自分の職場にも、長く居続けてしがみついた結果精神を病む人もいたし、病まないさぼり症の人(ある意味さぼり病なんですけど)もいたし、ちゃんさと技師のいうとおり、役所にはひどいところが多々ある。

それでも「良くしたい」って思ってる人もいっぱいいたけど、現状維持重視の人、役職や権力にだけこだわる人、ええかっこしたくて打ち上げ花火大好きな人もたくさんいて、そういう人のほうが偉くなるもんだから、偉くなって世の中を良くしたい人がとても希少な気がした。

自分が農林から土木に人事交流でいってたとき、そこの課長が「俺、出先の所長になってやりたいことがあんねん」って言ってたのを聞いて、自分の理想を実現させるために役職に就きたいっていう公務員を初めて見た気がした。そういう人少ないんだよね。

組織文化とまでいかなくても、職場の雰囲気はそこで働く人がつくるものなので、働いてる人の複数の意識が変わらない限りは、一人ががんばっても全く変わらない。ちゃんさと技師さんが戦って、疲れちゃったのは仕方ないところなんだろう。

人のやる気をそぐ天才がいっぱいいるからなー

Starlinkが普及しそう

昨日駅前のTSUTAYAで久しぶりに週刊アスキー(特別編集 2023Augus)を買った。
Starlinkの小特集があったから。

 

屋外でのテレワーク利用がモデル利用例として紹介されてましたが、施工管理情報をモバイル端末で行うことも多くなってきてるようだし、屋外作業でリアルタイムの接続を要する場合も需要があるんじゃないかと思う。

個人用はStarlinkと直接契約するようですが、

https://www.starlink.com/

ビジネス・自治体用はKDDIでもサービスが提供されてました。ソフトバンクも9月下旬から法人・自治体用にサービス提供を始めるようです。

Starlink | 法人・ビジネス向け | KDDI株式会

 

前職では、山奥での通信環境の確保にはローカル5Gなんかを活用できないものかと思ってましたが、衛星のほうがアンテナの設置位置を動かせて、利用者に最適な場所に移動できるので便利そうですし。

特集で紹介されてた利用例ではポータブルバッテリーなど、車に積んで持っていく機器が結構多いので、今はこういうのが好きな人もしくは業務で必要に迫られた人にしか需要がないような気がしますが、車のディーラーでオプションで付けれるようになれば一気に普及しそうな気がする。

車の屋根にデザイン的にもフィットしたアンテナが取り付けられて、ルータなどの機器が車内に整理されて設置されてるようになったら、、、できればダッシュボードの中に全部格納されるようになればいいですね。

災害時にもハイブリッド車と組み合わせると移動基地局のような使い方ができるので、非常発電設備のない避難所でも役立ちそう。自治体でも導入が進みそう。

準天頂衛星軌道でこういうシステムを国が整備せてくれたらなー

 

たまに本屋に行くとなかなか帰れない

本日、一級陸上特殊無線技士の試験(CBT)を受けてきた。

その場で結果が出るのがCBTのいいところ。

某オンライン養成講座の修了試験なので、無線工学20問、法規10問の計30問。

まとめ問題が200問以上あって、全部復習してたら、意外と時間がかかって最初のほうを忘れかけてました。

結局まとめ問題の中から30問選抜されてたんですが、選択肢の順番を入れ替えたくらいでそのまんま出題されてた。まあ、養成講座はその辺がありがたい。

でもこの資格って実務経験が伴わないから、とれたところで実務じゃ役に立たないです。おそらくまったく。無線設備の機器の操作からなにから、素人同然だし。

資格試験用のテキストって、問題解くのに最小限の知識しか載ってないから、無線技術や業務の本質的なところもよくわからんことが多い。羅列が多いので、実際の設備との関連がまったくわからん本が多いんですよね。

CBT会場の近くにあったジュンク堂に久しぶりによってみて、資格試験対策じゃない無線工学の本をあさってみた。

 

10年以上前の本でしかもデジタル無線の本だけど、この本↓すごく読みやすかった。

実用デジタル無線技術

ほかに1陸技のテキストとかもあったけど、よく聞く著者の本で、やっぱり味気ないテキストだったので、10年以上の歳月からか少し傷んでたけど上記の本を買いました。

資格はとれたけど、理解を深めていければ。

あと防災関係の本も新刊がいっぱい出てた。

↓この本、理工図書刊ですが、最近の理工図書のこの手の本、カラーの写真や図表が多くてわかりやすくていいです。(でも買わなかった)

 

ほかにも、よくある避難や事前準備の本もいくつか刊行されてましたが、異色だったのが↓この本。(買いました)

防災と復興(復旧)の取り組みを同じ枠組みで考えるっていう構成の本でした。

考えてみたら当たり前の話ですが、被災後出てくる災害ガレキの処分なんて、どうすれば効率的に処理できるか?とか事前に考えといたらもっと混乱を小さくできそうな気がするんですよ。(大きな声では言いにくいけど、火葬場のはなしとかも)

被災後に何が起こって、そこからどう日常を取り戻していくか各プロセスに必要な人・モノ(機材・施設)・場所(スペース)とか考えておくべきですよね?

災害ガレキで言えば、近隣の市町村とごみ処理場の処理能力を融通しあう協定を結んで、運搬路、一時保管スペースとか考えておいたらいいでしょう。府県をまたぐ広域的な協力体制もありなんじゃないかと。

そういうことが自治体の地域防災計画やBCPで具体に見えてこないときは、多分起こってから決めることになるから、ただでさえ情報収集や連絡体制が不十分で混乱してる中では話が進まない可能性がある。

 

ところで、前職では家畜伝染病が出たときに、現場処理要員として動員されることが何回かあった。

直近はこの5年以内の話ですが、年末の寒空に私史上かつてないハードな応援要員で動員されて、混乱した現場で非常に不快な思いをした(肉体的にも心理的にも)。

で、事後の参加職員対象のアンケートで、「家畜飼ってる農家さんも規模もわかってるんだから、事前に感染症が発生した場合を想定して、殺処分方法、殺処分後の死体の焼却処分を頼む自治体とか決めといて、協定まいといたらどうでしょう?でないとその都度右往左往すんの行政としてどうっすかね?」って提言したけど、どうなったんだか辞めちゃったしわからない。

なんてことを思い出したりするし、たまに大きい本屋に行くといろんなコーナーで引っかかるので、なかなか帰れない。

キツツキハンマーってプロダクトがもうあった

某ワイヤレス機器システム会社さんとお話しするのにあたって直前に購入した本書↓。

工学社の本ですが、技術的には深みにはまらず、数式なんかも出てこないので比較的読みやすいです。

IoTに欠かせない無線技術にについて、過去からの技術的な遷移が追えてとても勉強になりました。

とはいえ、先の会社の方とお話しするときはざっくりしか読んでなくて、読み飛ばしてたページに「キツツキハンマー」というスマート林業用のプロダクトが紹介されてることを後から読み返してて知った次第。

最初「キツキツハンマー」と読み間違えていくら検索しても見つからなくて(そらそうや)、情けなかった。

 

www.plum-syst.com

複数のメンバーで間伐などの森林整備を散らばって作業してるときに、倒木や転倒などでヘルメットに衝撃が加わると、ヘルメットに装着されたセンサーが衝撃を検知して、ほかのメンバーにアラートが飛ぶというものらしい。

700mくらいの距離でも通信可能というから、一般的な間伐作業なら結構カバーできる場合が多いんではないかと思います。

もう何年も前からこういう機器が開発されてたの、知らなかったなー。

リアルタイム音声通話とか心拍検出なんかも自分的には欲しいなと思うけど、もうだれかやってるかもしれないですね。

 

今やってる高速道路の点検の仕事では、結構な山間部でもトンネル内には携帯電話のRF端末が等間隔に設置されていて通信ができる場合が多い。

けど、トンネル外は携帯電話会社各社の基地局整備状況に左右されるので、せっかくSIMが入った端末があってもとぎれとぎれで仕事にならない。今後はイーロンマスクのスターリンクを使った移動局を指揮車に積んで、指揮車からLPWAで各点検チームに持たせたタブレットとの通信を中継する、といった方法がとられるんじゃないかと思うけど、まだ先かもね。

クラウドサービス「Ambient」を運営されてる下島さんの言うとおり、現場の課題解決を阻むミッシングリンクがあると思う。

data.wingarc.com

この手の問題は現場の人間が手を伸ばすのが一番いいと思うんですけど、なかなか現場からシステム整備に具体的な要望を上げることはないし、それに付き合ってくれるITコンサルもどこにいるかわかりにくい。

まだまだミッシングリンクは消えない気がする。