本日、一級陸上特殊無線技士の試験(CBT)を受けてきた。
その場で結果が出るのがCBTのいいところ。
某オンライン養成講座の修了試験なので、無線工学20問、法規10問の計30問。
まとめ問題が200問以上あって、全部復習してたら、意外と時間がかかって最初のほうを忘れかけてました。
結局まとめ問題の中から30問選抜されてたんですが、選択肢の順番を入れ替えたくらいでそのまんま出題されてた。まあ、養成講座はその辺がありがたい。
でもこの資格って実務経験が伴わないから、とれたところで実務じゃ役に立たないです。おそらくまったく。無線設備の機器の操作からなにから、素人同然だし。
資格試験用のテキストって、問題解くのに最小限の知識しか載ってないから、無線技術や業務の本質的なところもよくわからんことが多い。羅列が多いので、実際の設備との関連がまったくわからん本が多いんですよね。
CBT会場の近くにあったジュンク堂に久しぶりによってみて、資格試験対策じゃない無線工学の本をあさってみた。
10年以上前の本でしかもデジタル無線の本だけど、この本↓すごく読みやすかった。
ほかに1陸技のテキストとかもあったけど、よく聞く著者の本で、やっぱり味気ないテキストだったので、10年以上の歳月からか少し傷んでたけど上記の本を買いました。
資格はとれたけど、理解を深めていければ。
あと防災関係の本も新刊がいっぱい出てた。
↓この本、理工図書刊ですが、最近の理工図書のこの手の本、カラーの写真や図表が多くてわかりやすくていいです。(でも買わなかった)
ほかにも、よくある避難や事前準備の本もいくつか刊行されてましたが、異色だったのが↓この本。(買いました)
防災と復興(復旧)の取り組みを同じ枠組みで考えるっていう構成の本でした。
考えてみたら当たり前の話ですが、被災後出てくる災害ガレキの処分なんて、どうすれば効率的に処理できるか?とか事前に考えといたらもっと混乱を小さくできそうな気がするんですよ。(大きな声では言いにくいけど、火葬場のはなしとかも)
被災後に何が起こって、そこからどう日常を取り戻していくか各プロセスに必要な人・モノ(機材・施設)・場所(スペース)とか考えておくべきですよね?
災害ガレキで言えば、近隣の市町村とごみ処理場の処理能力を融通しあう協定を結んで、運搬路、一時保管スペースとか考えておいたらいいでしょう。府県をまたぐ広域的な協力体制もありなんじゃないかと。
そういうことが自治体の地域防災計画やBCPで具体に見えてこないときは、多分起こってから決めることになるから、ただでさえ情報収集や連絡体制が不十分で混乱してる中では話が進まない可能性がある。
ところで、前職では家畜伝染病が出たときに、現場処理要員として動員されることが何回かあった。
直近はこの5年以内の話ですが、年末の寒空に私史上かつてないハードな応援要員で動員されて、混乱した現場で非常に不快な思いをした(肉体的にも心理的にも)。
で、事後の参加職員対象のアンケートで、「家畜飼ってる農家さんも規模もわかってるんだから、事前に感染症が発生した場合を想定して、殺処分方法、殺処分後の死体の焼却処分を頼む自治体とか決めといて、協定まいといたらどうでしょう?でないとその都度右往左往すんの行政としてどうっすかね?」って提言したけど、どうなったんだか辞めちゃったしわからない。
なんてことを思い出したりするし、たまに大きい本屋に行くといろんなコーナーで引っかかるので、なかなか帰れない。