匍匐前進日記

行政職で森林・林業にかかわってましたが、現在は民間で働き出しました。記事のテーマは業務関連の資格と時々パソコンの話ってところです。So-netから移行してきました(20160620)。移行前のは20100107~。記事は時々加筆修正します。

いまさらですがーコンクリート工学

休日に大きな本屋で見つけたこの本↓

昨年度の刊行なのに気づいてなかったです。

気づいてたら多分即買いして職場で回覧してたに違いない。
転職してしまいましたが、元職場の若手にも宣伝。

高炉セメントの特性とか、寒中・暑中養生、打継面処理、脱型のタイミング、その他経験がなかった時、明快に答えてくれる先輩も書物も少なくて苦労したことがらがとても分かりやすくまとまってます。

やっぱ5N出てたら脱型できるなんて、湿潤養生をないがしろにする行為だったんじゃねーかよー。早く脱型したい業者さんが多いけど、長期強度や耐久性のこと考えたら脱型を急がずに十分水和反応させたほうがいいんじゃねーかよー。

分からなくて情けない思いをした過去の自分を今迎えに行けたような気がする。おまたせ!な感じ。

 

(221013追記)
この本の特徴について追記します。
この本、コンクリート技士などの資格試験にも単なる試験対策ではなくて理解を深めるのに役立ちます。試験対策本のほとんどはセメントクリンカーなど原料に関する説明を端折ってます。温度ひび割れの発生プロセスなども簡単な図だけで説明していることが多いです。この本は試験対策本や専門書で説明が端折られるところを図入りで丁寧に説明してくれていると思います。若い現場技術者の方に読んでもらいたいと思います。