匍匐前進日記

行政職で森林・林業にかかわってましたが、現在は民間で働き出しました。記事のテーマは業務関連の資格と時々パソコンの話ってところです。So-netから移行してきました(20160620)。移行前のは20100107~。記事は時々加筆修正します。

やっぱり携帯電話会社の防災対策は頼れない

東日本大震災の時から実態としては変わってない気がする。

ドローンで基地局の中継するとかKDDIなんか実証実験やってたんじゃなかったっけ?

www.nikkei.com

基地局のリチウムイオンバッテリーが切れたら順次通信途絶に陥って、おおむねの応急復旧に18日までかかってたっていうのは一番状況把握のために密な通信が必要なときにダメだったてことじゃないのか?

10数年たつのに、いざというときに進歩が感じられないことになってるのは何なんだろ?

やっぱり行政側が自分でやんないと市民の安全だけじゃなく、自分たちの活動も不便してんじゃないかと。

携帯各社の応急復旧にもStarlinkが役立ったらしいから、今のところはやっぱりハイブリッド車にStarlink積んだ移動基地局車の配備が現実的な解決手段のような気がする。

行政用途に限れば防災無線があるけど、非常用電源が切れたら終わりだし、デジタル化してないところはデータが送れないし。令和の時代に至って、デジタル化の整備率の低さには驚く。FAXとかまだ現役で使ってるもんね。

www.tele.soumu.go.jp

私が行政にいたときも、府県と市町村間での文書送付も公印不要なものは電子メールを使うのがほぼ日常的になってきた。ただ、地震災害などでは光ケーブル網も切れる=通常回線は使えないことを想定したら、防災無線をデジタル化してそっちでデータ送信できるようにしとかないとダメなんじゃないかと思う。

総務省は防災無線のデジタル化とStarlink搭載車配備かそれに代わるものをJAXAや経産省と組んで急いで全国整備してほしい。

自治体はトータルの防災対策を考えて実行できる人材の育成をしてほしい。平時にしかできないことがいっぱいある。