匍匐前進日記

行政職で森林・林業にかかわってましたが、現在は民間で働き出しました。記事のテーマは業務関連の資格と時々パソコンの話ってところです。So-netから移行してきました(20160620)。移行前のは20100107~。記事は時々加筆修正します。

スキマ時間でCBT試験受けてみた

先週、1級土木施工管理技士の一次試験の合格発表があって、おかげさまで番号がありました。これで1級土木施工管理技士「補」の資格がいただけます。
旧試験制度では一次合格しても二次に合格しないと形に残らなかったのですが、試験制度の改正(というは建設業法から改正)があり、一次試験の合格者にも「補」の形で資格を与えることになりました。

建設業法と試験制度の改正の背景には、工事現場に専任で配置(ほかの現場と掛け持ち不可)されることになっている監理技術者の規定を緩和して技術者不足を解消しようというものです。試験ももっと受けやすくして技術者を増やそうという意図もあります。

監理技術者とは?監理技術者に必要な資格・実務経験と配置基準の緩和 | 転職サイト 現キャリ (g-career.net)

建設業法改正改正~令和3年度から技術検定が変わります!建築施工 施工管理 土木施工 業法改正 1級建築施工 2級建築施工 1級土木施工 2級土木施工 (shikaku.co.jp)

工事の現場(だけじゃないかも)はコロナ流行の中でも仕事はあまり減らないので、かなりの人手不足です。(そして若手不足です。)

 

二次試験は家族の用事とバッティングしてるので今年は見送り。

10月の試験シーズンまで少しスキマ時間が取れたので、CBT試験で受けれる工事担任者・第2級アナログの試験を受けてきました。

CBT試験とはパソコンを使って行う試験で、こういうものです。
Computer Based Testing - Wikipedia

工事担任者とは電話回線やケーブルテレビ、ネットワークなどの配線や機器接続の工事や監督を行う技術者の資格です。

工事担任者 - Wikipedia

昨年度工事担任者試験制度の改正があって、私は旧制度のDD3種(現・第二級デジタル)を取得済みですので3科目のうち2科目免除だったので、実質10時間くらいの学習時間で何とかなりました。

CompTIAとかMCPといった海外のIT資格はかなり前からCBTを導入していましたが、CBTのサービス自体も海外のものでした。
今回の工事担任者の試験を含めて、CBT試験サービスはこちら↓ですが、

CBT-Solutions CBT/PBT試験 受験者ポータルサイト

国内のいろんな民間資格・国家資格がCBTで受けれるようになってました。どういうところにニーズがあるんだかわからないものも多いですが。
記述式や文章で書かせる試験はCBTにできないので仕方ないですが、択一式の試験はCBTにかなり移行が進んでいる感じ。

紙の試験では、だいたいどっかの大学やホールを貸し切って行われることが多いので、最寄駅降りたところから受験生がゾロゾロ歩いて会場に向かい雰囲気があって、終わった後の「受験した~」ていう実感があります。問題文持って帰って復習できるし。あとまわりの受験者の雰囲気を味わえるところも興味深い。

建設系の資格で最初に受けた2級土木はいわゆる土建屋さんの雰囲気の方が多く、次に受けたコンクリート技士は眼鏡かけたおとなしめの人も多かったからゼネコンのかたもかなり混ざってたのではないかと。技術士一次はコンサルさんや公務員も多かったと思うので、もっと違ってた。

CBTでは、全国の登録されたパソコン教室などで実施されることが多いです(自宅PCで受けれるものもあるようですが)。
自分で設定・予約したパソコン教室に予約日時のちょっと前にフラッと寄って、案内されたPC席で一人で黙々と試験して、終わったら結果印刷して帰る、て感じ。試験官(パソコン教室の職員)は最低限の説明が終わったら別室にいってしまって、こちらから声かけないと、近寄ってこない。注意事項も渡された紙読んだり(同意の署名あり)、PC画面で確認。あと多分、カメラで不正を監視してます。

CBT形式になじまない試験もあるとは思いますが、パソコン教室の都合が合う範囲で好きな日時・場所を柔軟に設定できて、結果が早くわかるのは大きなメリットですが、試験受けた「実感」は正直あまりない。

でも、工事担任者のCBTは翌月の10日まで合否がわからないところはなんとかしてほしい。