匍匐前進日記

行政職で森林・林業にかかわってましたが、現在は民間で働き出しました。記事のテーマは業務関連の資格と時々パソコンの話ってところです。So-netから移行してきました(20160620)。移行前のは20100107~。記事は時々加筆修正します。

森林・林業関係の情報収集

書籍を紹介するとき、アマゾンのリンクを張るときことがほとんどなのが、前から「なんかおかしい」と個人的に思ってます。

商業ベースのアマゾンがまるで書籍情報の公式データベースのように扱われ、実際にとても使いやすくて便利になってしまっている実態はほんとはおかしいのではないか?と思ってるわけです。商業ベースで磨かれた結果、出版社の垣根をこえて、また古本でもかなり特殊なものでない限り見つかるのはすげー便利なんだけど、ほんとはこういうのはもっと公的もしくは書籍の団体とかがやるべきことなんじゃないかと思う。

(古本屋さんって鑑定のために業者間で共有するデータベースとか持ってたりしないのかな?とかふと思う。)

1民間企業の思惑でいつ取り上げられても文句も言えない。いったん便利なものを知ってしまったら、それが使えなくなってしまった時の喪失感というか怒りはすごいと思うんですよ。

話はかなりそれましたが、本屋さん、特に大きな本屋さんでないとおいてない森林・林業関係の本ですが、実際の入手にはアマゾンさんには大変お世話になってます。とはいえ本来は本屋さんでの偶然の本との出会いや手に取ってみたりちら読みして買うのが大好き派の私としては、最近のアマゾン依存になんか釈然としないところがありました。

 

ところで本屋以外の情報源として、前職をやめてからあんまり見なかったのですが、自伐林家さんのYoutubeがかなり充実してきたことを知りました。

www.youtube.com

造林補助金の3割間伐、またまるで厚労省の人件費助成のような出づら管理書類作成とは別のスキームで展開される自伐林業がとても魅力的に思えました。

自伐であろうがなかろうが、管理に必要な道づくりについては、自伐で普及が進められる技術体系を参照するのは別に問題ないし、むしろ積極的に活用させていただくべきじゃないかと思いました。

 

道づくりの大家・大橋慶三郎さんに教えを受けた奈良県吉野の岡橋さんの道づくりノウハウとか惜しげもなく動画でみれるようになってたり、ソフトウェアでいうところのオープンソース系の人たちと似た技術・知識の共有の精神を感じます。

必要なら普及のために大事な部分も公開する、っていう精神が大好きです。各地で開催される自伐林家養成講座も好評なようです。

自分では重機も乗れないし、道を開設する山もないし、そういう立場でもなかったけど、いろんな人に動画見てもらいたいですね。

↓リンク保存自分用

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com

あとPeatixでも見つけたのが↓。

5月 26_速水 亨(速水林業代表)【宇沢弘文を読む―社会的共通資本から現代の課題を考える】第21回「林業の歴史と未来~社会的共通資本から考える」

森林などの人間の生活環境を構成するものが宇沢さんの提唱する社会的共通資本に含まれてるのは知ってましたが、それを林業家の速水さんが語られるというところが興味深いです。オンラインならまだ聞けますし、見逃し配信もされるみたいなので、平日の残業が終わんなくても安心です。

書籍と合わせてネット上で充実してきた情報もそれぞれ整理された状態でアーカイブされるのが必要だと思うのですが、譲与税使って森林総研あたりでやってもらってたらすごいありがたい。

林野庁も、市町村のうすくなっちゃった林務担当人材の早期育成(特に今すぐ必要な譲与税・森林経営管理法関係)の観点から研修カリキュラムをYoutube化したらどうかなーとか思ったり。すげーDX化だと思うんですけど。