匍匐前進日記

行政職で森林・林業にかかわってましたが、現在は民間で働き出しました。記事のテーマは業務関連の資格と時々パソコンの話ってところです。So-netから移行してきました(20160620)。移行前のは20100107~。記事は時々加筆修正します。

「日本の林業はどうなるんだ」って教授が言ってたのを思い出した

先週、初めて夜勤を体験。

次の日は休みだったけど、休息で使ってしまって、あっけなく一日が終わってしまって、筋少の「おまけの一日」を思い出してしまった。

もっと生き急がないとやりたいことができずに終わってしまいそうな気がする今日この頃。

今日は会社の勉強会。「この業界、どうなるんだ」という社長の話で、30年前に大学の教授が言ってたことを思い出した。

教授は「日本の林業はどうなるんだ」と言っていた。
現在の母校のサイトでは就職先情報がのってなくて、
前の会社の職員でも出身者が多かった京都府立大のサイトをみてみると、
卒業後の進路 | 京都府立大学 森林科学科 (kpu.ac.jp)
大学院への進学を除くと公務員や一般企業が多い。
企業名の中に「森林組合」が含まれてますが、素材生産を生業とする林業事業体はないようにみえる。

自分が就職するときも、10人程度いた同じ研究室のメンバーでも、たしか森林組合(県森連だったかも)に就職する人が1人いただけだった記憶が。
先生の思いはともかく、専門教育を受けた人間が林業の現場に投入されてない、というか学生自身が林業の現場を選択しない、ていう状況だったように思う。
多分京都府立大のサイトを見る限り今でもその傾向は変わってないような気がする。

はてなで見つけたこちらのブログ↓

林業就職記@西日本 (hateblo.jp)

読者登録はしてるけど4年以上も更新されてない。こちらのブログ主さん、今はどうされてるのやら。

専門教育を受けた学生が行政やメーカーや商社に行っちゃったら、いくら優れた林業振興のための施策・制度を作っても、その施策や制度を実際に回す担い手側の人間がいなくちゃ「絵に描いた餅」になるのはわかってる。

担い手の現場がせめて雇用の面だけでもホワイトにならないと厳しいな、と(その世界から離れてしまいましたが)思った次第。

先生、心配してるほど自分とこの卒業生、業界に送り込んでないやん、と当時思ってたのは内緒。

同じことが土木・建設業界で言えるのかどうかはよくわからんのですが、人材不足・人不足なのは間違いないようです。