1日3記事投下(中身は薄い)。
全国の森林組合さんや林業事業体で森林経営計画をつくって造林補助金(今は森林環境保全整備事業か)もらってると思うんですけど、
その森林経営計画に記載する、計画対象の森林の伐採材積計算につかうカメラルタキセ式が難解。でも計画期間内に伐採する材積の上限を計算しなきゃいけないので困った。
森林ジャーナリストの田中さんも難解な内容に困ってた様子↓
当時唯一の公式本↓でも、森林経営計画制度の前身となった森林施業計画のガイドブックからのコピペで「読んでもよくわからん」てのが正直な感想。
当のガイドブックは平成30年度に一回改訂。令和5年度改訂版も出る(出た?)らしい。
(読んでないけど)
この計画作って市町村に承認もらえないと補助金もらえないって制度なのに、民間団体の出した商業本が唯一の解説資料っておかしくない?って当時も思ってたけど、結局読んでもわからんところがあって、ゴミかもしれない。おそらく伐採材積計算は詳しくは県のAGやフォレスターに丸投げする気だったんじゃないかと。
カメラルタキセ式自体の説明を森林計画学の教科書に求めたけど、僕らが学んだ教科書とはだいぶ趣が変わっててびっくりした。そして索引にカメラルタキセ式の記載がない。政策で使ってる予測式が大学で教えてる教科書に載ってないのも衝撃だった。カメラルタキセ式の考え方の基礎になってる法正林の概念についてもほとんど記述がない。まあ18世紀のドイツから移入した知識なんて今更な気もする。ただそれを政策で使ってるんですよね。
割と最近刊行されたこっちの本には載ってるのかもしれないけど。読んでないからわからない。
ただ、上記の森林計画学の本に名前がある京都府立大学の田中先生はこういう冊子もまとめています。↓ 無料で手に入るPDFです。
わかりやすい解説でカメラルタキセ式も載ってます。さらに図解だといいんですが。
田中先生はGISの分野でも有名で、10年以上前ですが森林GIS2級の講座では講師もしてもらいました。わかりやすい講義で親しみのもてる先生でした。
私の大学時代の森林計画学の先生はとっつきにくい印象だったので、それがそのまま森林計画学への印象になってました。
森林ジャーナリストの田中さんの記事にあった、材積予測方法の見直しをお上がやったってどうなったかは今のところ知る気はないんですが、記事見てから思い出したこといろいろと書きなぐってみました。