匍匐前進日記

行政職で森林・林業にかかわってましたが、現在は民間で働き出しました。記事のテーマは業務関連の資格と時々パソコンの話ってところです。So-netから移行してきました(20160620)。移行前のは20100107~。記事は時々加筆修正します。

林災防のDVD、いいっすよ

林業の現場は、全産業平均の10倍以上の事故発生率で、最近伐木関係のガイドラインも改正されてる。

「チェーンソーによる伐木等作業の安全に関するガイドライン」を改正しました ~チェーンソーを用いた伐木等作業における安全水準の向上を一層推進~|厚生労働省

うちの現場でも発生した事故の関係で、昨年はいろいろ対応をさせてもらった。
安衛法、労安則もきちんと読んだのは初めてでしたが勉強になりました。

若い担当者にはなかなか現場で伐倒作業を指導するなんてできないとは思うのですが、
それでも現場を知って、不安全行動を防止するという意識は持ってもらいたいので、林災防のDVD教材を買ってもらうように本庁にお願いしてました。

林業・木材製造業労働災害防止協会

買ってもらったのは5本(伐木造材作業の基本、かかり木処理作業の安全、安全な集材作業のために、林業架線作業の安全、車両系林業機械の安全な作業)。
正直もう少し眠い内容を想像してましたが、よい内容のDVDが多かったです。

どれも安全作業のエッセンスが詰まっていて、改正後のガイドラインの内容が網羅されてる。現場作業を行う人には不十分なケースもあるかともいますが、経験の浅い発注担当が現場を見るときの「視点」を得るには良い教材だと思いました。

もう少し改善してほしい点を言えば、作業計画書(計画書そのものじゃなくてもいいんですが)の内容を作業員に周知するためにTBMや新規入場者教育をうまく使ってる事例とかがあると、もっと現場の安全対策の見える化ができるんじゃないかと思いました。

最近の職場ではOJTだけじゃ十分じゃないと思うので、県発注事業の担当者だけでなく、補助事業の担当者も見るべきだと思います。
長さも20分~30分のものが多いので、職場の昼休みに弁当食べながら流してみんなで観るようにしたらいいと思います。
(車両系林業機械のDVDは90分なので気合い入れないと途中で眠くなる恐れが...)