匍匐前進日記

行政職で森林・林業にかかわってましたが、現在は民間で働き出しました。記事のテーマは業務関連の資格と時々パソコンの話ってところです。So-netから移行してきました(20160620)。移行前のは20100107~。記事は時々加筆修正します。

空間情報シンポジウム

去年は土壇場で仕事が入っていけなかった空間情報シンポジウム。
仕事休んでいってみた。

自分はSISのユーザーではないので、
わからん話も多かったけど、
商用GISの世界でどんなところが関心を集めてるのかは
こういうところに行ってみないとわからんのでは?
って思ってる。

行ってみて、結構行政関係の発表が多かった。
身近なとこでは豊中市さんがユーザー企業であることがわかった。
森林分野でのGISではないですが、
きちんとターゲットを絞って必要な機能を構築してるところが
「ちゃんと仕事してる」感があってよかった。

講演が終わってから立ち寄った日本スペースイメージング社さんのブースで、
SkySatっていう小型衛星のチラシをもらった。
100kg程度とかなり小型の衛星で、今までの衛星写真より1桁安いお値段で写真が買えるらしい。
24機の配備計画のうち、現在何機飛ばせてるかはわからんですが、
1回の打ち上げで6機くらい同時に軌道投入できるとのこと。
っていうことから1日に何回も近いところを通過するので、時間帯も指定した撮影が可能らしい。
都市域なら撮影時間が違うと影響でそうな近赤外での緑被の比較とかにも使えそう。
http://www.spaceimaging.co.jp/product/sky_sat.html
あとパンクロながら動画も取れるらしい。

qProfで簡易縦横断図

Foss4g 2013 Hokkaidoで久保さんって言う人が発表したスライドがSlideShareにありまして、
http://www.slideshare.net/Mayumit/qgis-24747427
(FACEBOOKとかSNSのアカウントが要求されます)
「QGIS 縦断図」とかで検索すると引っかかります。

ここでqProfっていうDEMデータとラインデータから断面図を作ってくれるプラグインを紹介されてまして、
(スライドではほかの縦断図を作ってくれるツールと作成できる条件とか作りやすさを比較されてます。)
自分的にはDEMデータと任意のラインデータから縦断だけでなく横断を作れるところが便利かなと思いました。

谷地形の任意の横断が取れるので、
うまいことやれば簡易なえん堤の規模の推定とかできないかと思ったり。
oudan01.png

できた画像はSVGでベクターデータとして保存できるので、
イラレで読み込んだら線を編集できます。
(っていうことはCADでも編集できるか?イラレ→DXF・DWGは可能ですし)
oudan02.png

自分的には便利かと思ったんですが工事班の人は反応低い。
あんまり需要がないのか?

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国土地理院の空中写真

国土地理院が提供しているDEMデータがすごいスピードで更新されてる気がする。

ちょっと前(昨年?)にダウンロードしたときは写真測量のデータしかなかったのに、
今見ると航空レーザーが追加されてた。
エコリスさんのツールでまたつなぎ合わせて更新したい。
http://www.ecoris.co.jp/contents/demtool.html

ところで国土地理院の自治体向けのページ↓を見ると
http://www.gsi.go.jp/kiban/jyouhoukikaku40001.html
割と最近(H19~)の空中写真をl無償で貸し出してくれるらしい。
http://www.gsi.go.jp/kiban/jyouhoukikaku40001.html#4
もちろん見返りは求められますが。

基本的に国交省の系統の都市施策のための数値地図作成に資するものが
見返りに求められてるみたいですが、
県全体の緑被率とか都市公園・都市緑化の分野でも空中写真はつかえそうなので、
そういう方面では活用できないか?

撮影範囲の区分を見てみると解像度が16cm~40cmなのでかなり使えると思うんですが。
http://psgsv2.gsi.go.jp/koukyou/kihonsatsuei/index_photo_area2.html
山関係ではムリかな?
防災とか環境保全でのGISデータの作成まで趣旨を緩和してくれたらいけそうなテーマはいっぱいありそうですけど。

QGIS→イラレはQGISからPDFでエクスポートが楽でいい

集約化団地の資料作るのに、
GISだけじゃ装飾が弱いので慣れたイラレを使ってる。

QGIS2.8.2のコンポーザからAdobeAcrobatで印刷かけてできたPDFでは、
せっかくのベクター地形図もラスター化されて駄目です。
Acrobatに渡す前に印刷イメージをラスター化してるのかも。

で、コンポーザからPDF形式に直接エクスポートするのが結構使えて便利です。
全部のベクターデータがそのままイラレで編集できます。
今までArc→Acrobatが多かったのであまり試してない機能でした。

楽でいい、っつっても大量にあると面倒です。
ただいま作業中。

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GyoroViewのMapProjectファイル

GyoroView使う人しか関係ない話です。

GyoroViewには元々ファイル読み込み用のインターフェースがないのですが、
shapeやtiffドラッグアンドドロップすることで読み込みできます。

ファイル数が少ない時はいいのですが、
ファイル数が増えてくるとわずらわしいので、MapProject.xmlを使うと楽できます。

MapProjectもドラッグアンドドロップで読み込めるんですが、
頻繁に同じもの読み込むなら、ショートカットを作成して手間を省けます。
試しにコマンドラインで「パス名¥gyoroview.exe パス名¥MapProject.xml」って打ち込むと、
GyoroView起動時にMapProjectを指定することができます。
で、それをショートカットで作っとけば、
ショートカットアイコンをダブルクリックで指定したMapProjectでGyoroViewが起動できます。
画面の小さいタブレットで使う場合にちょっとだけ楽できます。

 

NMEAメッセージ

東京通商のサイトでSiRF star Vを搭載したGPSレシーバ(USB接続)が発売されてるのを知りました。
747pro(SiRF star IV搭載)を買うかどうかも迷ってたので、
いっそのことVで行ってしまおうと思い買ってみました。
http://tokyo2show.co.jp/news/?p=423

さっそく使ったみたところ、
SiRF用のビューワではきちんと測位するんですが、
ソフトによっては測位したことが認識できません。
NMEAメッセージは流れてきてるので接続は問題ないのですが、
メッセージをよく見るとGNとかGLが頭についててうまく処理できてなかったようです。

GPSレシーバの設定を変えるツールがないか探し中。 続きを読む

GyoroViewをWindowsタブレットで使ってみた。(その2)

現場で使う下準備。

GPSNokiaのLD-3W。まずは電源をいれて、
ld-3w01.jpg

一応防水のために100円ショップで買ったジッパー付きのビニール袋に入れて、
ld-3w02.jpg

ヘルメットに装着。
ld-3w03.jpg
人体で一番高いところにあるし、雪害跡地なんかでも動きやすさを考えるとココがいいと思う。
もう少しスマートな装着方法はないもんか...

本体も防水。本体はacerのW4-820。8インチのタブレットです。
pack.jpg
使ってるのはI・Oデータの10インチタブレット用の防水ケース



10インチ用なのであそびがありますが、
ほっとくと画面が黒くなっちゃって電源ボタンを押したくなる時に便利です。
pack-button.jpg
ほんとは横使いのままで首から下げたいのですが、
口金でロックするタイプでお手ごろな値段のが見当たらなくてコレにしました。

GPSとの接続は、GyoroViewを起動して必要なshape地形図を読み込んでから、
GPS」メニューから「GPSに接続する」を選択して、
gps-menu.png
続いて現れるダイアログボックスで「接続」を押すだけ。
dialog.png
最初に接続するときはポートスキャンしたりしますが、
一回設定したらあとはそのままで行けてます。

地形図はMicroSDHCに入れてますが、
表示スピードは速いってことは決してありませんが待たされることもない感じです。
6時間くらい連続使用しましたが発熱は全く問題なし。
SH6の時は爆熱だったし、画面の書き換えが動作がモッサリしてましたが、
Atomマシンの進化も時代を感じます。

GyoroViewをWindowsタブレットで使ってみた。

Androidタブレットではフィールド調査用のアプリとしてGeopaparazziなどが有望なのですが、

Bluetooth接続のGPS利用でうまくいってない。

それで再びWindowsマシンに注目。

前の職場でも購入したPDA用ソフトGyoroMobileに付いてきたPC用のソフト、

GyoroViewがBluetooth接続でGPSユニットと接続できたことを思い出した。

以前、

工人舎のモバイルPC、SH6で屋外利用もやってみましたが、

思いのほか発熱が大きすぎて防水パックに入れるのが危険なのであきらめました。

現在のWindowsタブレットの発熱はくらべものにならないくらい低くなってるので、

防水パックに入れても熱暴走の心配はなさそう。

開発元のギョロマンさんに確認したところ

Windows8.1でも動作するとのこと。

GyoroシリーズのいいところはGeotiffでもshapeでも、

ArcやQGISで使うデータをそのまんまモバイル端末で使えるようになってるところ。

20万ha分の1/2500都市計画図のshapeファイルもモバイル端末で実用レベルで使えます。

管内全域のデータを1回ブチ込んでおけばそれでO.K.なところが気に入ってました。

ラッキングデータもポイントデータも保存形式がshapeなので、端末から吸い出したらそのままArcやQGISで開くことができる。

毎回変換の手間がかからないことが最大の利点でした。

で、この手のグッズに関心がない(増えてても気づかない)

奥様にナイショでWindowsタブレットを入手して試してみました。

タブレットスクリーンショット

スクリーンショット.png

動作は今のところ全く問題ない。

GPSとの接続は端末のBluetoothドライバーの不具合で調子が悪かったのですが、

メーカーのサイトから最新版のドライバをインストールして

現在は調子が良くなりました。

使用感は以前WindowsMobile端末で使ってた機能がそのまんまWindowsタブレットに置き換わったような感じ。

マシンのスペックが上がってるのでレスポンスも良くなってる感じ。

もうちょっと現場で使ってみよう。

Windows8.1でArcView 9.2

年度末に買ってあった会社のパソコン。

OSはwindows8.1。

某代理店のお兄さんも「9. 2, 動くかどうか検証してません」

とおっしゃってたんですが、

センチネルのドライバさえ最新のにかえれば動きました。

やってみるもんだ。完全にサポート外ですが。

↓ドライバのダウンロードサイト

http://www.safenet-inc.jp/support-downloads/sentinel-drivers/?LangType=1041

そろそろ更新が気になる(森林情報士)

平成21年度に取得した森林情報士GIS2級なんですが、

5年おきに更新の制度があります。

http://www.jafta.or.jp/contents/jouhoushi/4_list_detail.html

CPD制度みたいにポイントがはっきりしてるといいんですが、

どうも基準がよくわかりません。

「研究発表会に参加」とかあるんですが、5年間に1回だけでもいいのか?

というようなところがわかりません。

登録更新の基準を満たさないかもしれないのに手数料の払込済証明書をつけないといけないというのもちょっと業務の透明性の観点からいかがなものか?

と思います。

ちなみに学会に加盟してたらOKなんですが、

「OSGeo財団日本支部」が入ってなくて残念な感じです。

http://www.osgeo.jp/

先日財団から年会費(6000円)の督促がメールで来て、

そこで「会員数が70名」っていうのを知ったんですが、

日本支部全部足して70名って少なすぎじゃないかと思うんですが、

地理情報システム学会に比べて安いし、少なくとも300人くらいは居るんじゃないかと思ってた。

もっとたくさんの人に入ってほしいし、

森林情報士でも登録更新の評価の際の対象に加えてほしいところです。

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