匍匐前進日記

行政職で森林・林業にかかわってましたが、現在は民間で働き出しました。記事のテーマは業務関連の資格と時々パソコンの話ってところです。So-netから移行してきました(20160620)。移行前のは20100107~。記事は時々加筆修正します。

FileMaker講習会

本を読んで理解するより、人(プロ)に教わったほうが早いのは頭ではわかってた。
本読んで理解するのに限界を感じてきたのが正直なところ。

FileMakerProはいろいろと使いやすいデータベースが作れるソフトウェアなのですが、
今一つ習得するための教材がそろってないし、まとまって学べる機会も少ないように思う。
自分のせいもあるけど、時間かけてるわりに理解が進んでないので、
思い切って講習会に有償で参加してみた。(奥さんすまぬ。)

JUPPOさんは以前からFileMakerカンファレンスなどのイベントに興味をもってからよく見かける(ことに気付いた)会社。
http://www.juppo.co.jp/

関西で教室をやってるっていうんで代休使っていってみた。
http://fmtraining.jp/

会社でもいろいろ普及したいんだけど、
以前から我流で適当にやってきた自分の足元を確認するのが目的。

結論からいうともっと早く受けとけば、時間無駄にしなくてよかったなと思う。
FileMaker歴20数年?の阪神ファンのお姉さん(日経ITProに記事も書いておられます)に
いろいろ脱線しながら(すぐにテキストにないこと聞いたりする私が悪い)、懇切丁寧に教えていただきました。
やっぱりきちんと教えていただくと頭の中を整理しながら進めるのですっきりした。
ソフトウェアの設計思想ってのがソフトによってだいぶ違うんですが、
それを教えてもらってもいきなりは理解できない人もいるとは思うけど、
いろんなソフト使ってきた人には、そういう大枠から説明してもらったほうが分かりやすいのかもしれない。

今回は基礎しかやってませんが、次は応用のコマ。
脱線していろいろ教えてもらったことを早速試して感動したり。

汎用ソフトの場合、単なるリファレンスだけだとよくわからん話が多い。
かといって具体的な開発工程を逐一画面で説明すると膨大なページのマニュアルになるし。
適度なケーススタディがあるといいんですが。

今後、職場で啓蒙できるかはともかく、
文書管理データベース、直してみたりしてる。
みんなに使ってもらえたらいいですが。

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演習林

大学の指導教官がこの春退官された。
退官を記念して?演習林で特別セミナーが開催されたので上の子(中2)と一緒に参加した。
16050401.png
日中は演習林内で山菜の採取。
晩御飯のおかずをせっせと採取。
途中、演習林の中も案内してもらった。
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16050403.png←トリアシショウマ

16050404.png←クサソテツ(ヒノキ造林地に生えてた)
20数年ぶりの演習林だけど、
言われるほど変化を感じなかったのはそもそもだいぶ記憶が薄らいでたのが理由かもしれない。
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宿舎に戻って調理の下ごしらえのお手伝い。

16050406a.png←夕食ができるまで周囲を散策

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豪華な夕食。今の時期しか味わえない山菜。

夕食後は、先生の「世界の食」に関するセミナー。
このセミナーは前振で、セミナー後にシュールストレミングスの試食?をする手はずでした。
先生らしい。
16050408.png
シュールストレミングという食材、ニシンとタマネギを発酵させたもので、
世界で一番臭いといわれ、屋外で開缶するような注意書きがある。
臭さでいうと、納豆を100としたときに1700程度もあるらしい。
屋外で開缶したけど、缶が膨らむほど内圧が高まってたから、
臭気を頭から浴びる格好になった演習林職員のお姉さん。
16050409.png←開缶したところ

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先生がフランスパンにクリームチーズとハーブのなんとかいうのをはさんでサンドイッチにしてくださって
みんなにふるまっていただきました。
私も最後のほうでいただきましたが、うちの子供は結局食べなかった。
ゲップしたら匂いが上がってくるらしく、帰りの車の中も匂ってたらしい。

匂いは、簡単に言うとアンモニア臭のない肥溜めのような匂いです。
青物の魚の油のにおいは残ってた気がする。
乳酸発酵の食材でなんであんな匂いになるのかはよくわかりませんが、
なれずしもすごい匂いがするらしいし、
最初に食った人はすごい勇気?好奇心?があったに違いない。
確かにすごい匂いだけど、刺激臭じゃないし、想像してたほどじゃなかった。
まあ、一応食べ物だしね。

味は塩味のあとのうま味の余韻がすごい。
ワインがおいしくなる、と言ってた人がおられました。
ノンアルコールビールで我慢してたけど、このあと車の運転しなくてよかったらなぁ。
舌に残るうま味が結構続いてた。

最後、みんなは泊りですが、
うちは日帰りでおいとまさせていただきました。

懐かしいだけじゃなくてほんとに楽しい時間を過ごさせていただきました。
なんでこの研究室を選んだのか思い出した。
先生はほんとに外見的に変わってない気がした。
就職先は違うの選ぶべきだったという思いは揺るがないけど、
研究室は間違ってなかったと思う。

帰りがけに子供もしっかり研究室に勧誘されてたけど、
理系じゃないと普段言ってるのに、
「こんな先生がいるなら行きたい」と車中で言ってました。
「どんな仕事するか」じゃなくて「誰と仕事するか」が重要な要素であると
普段から思ってる軟弱父ちゃんに似て、「おまえもか」と感じた一瞬。
でも先生、退官なんだけど。
あんたにはシュールストレミングをすすんで食べてみるくらい積極性を持ってほしい。

属性情報(所有者名とか)で特定のポリゴンだけ表示する(施業提案の図面作成)

汎用システムの場合、特定の業種向けの解説書がやっぱり必要かもしれない。
特定の業種で使うときには、「この機能はこういうふうに使う」っていうのがやっぱりいるんだろうと思う。

事業体から聞かれたのは、活動支援事業で調査した結果をGISで整理して、そのまま施業提案の図面を作る際に、

特定の所有者さんの林分だけを表示できないかというもの。

ほかに方法があるかはともかく、QGISでクエリビダを使う方法を説明しました。

↓所有者名をラベル表示してます。
所有者表示.png

↓レイヤのプロパティで右下の「クエリビルダ」ボタンを押します。
プロパティ.png

↓クエリビルダのダイアログボックスで左上の「フィールド」欄には属性フィールドのフィールド名が最初から表示されるようです。
クエリビルダ.png

↓所有者を選択して表示をコントロールしたいので、「フィールド」欄の「所有者」をダブルクリック。
「プロバイダ特有フィルタ式」欄に記入されます。
所有者.png

↓試しにAさんの林分を表示させてみます。「所有者=Aさん」としたいので、「=」ボタンを押します。
所有者=.png

↓「値」欄は「サンプル」ボタンを押すと対象のフィールドの値の入力値が表示されます。所有者=A.png

↓「値」欄の「Aさん」をダブルクリックすると「プロバイダ特有フィルタ式」欄に記入されます。「OK」ボタンを押すと、所有者=A2.png

↓Aさんの林分だけが表示されました。
クエリビルダ結果.png

 

あと、事業体に紹介してるのが、、
コンパス測量の図化とGIS化に便利な「コンパスtoGIS」です。
こっちもかなり便利だと言われてます。
WindowsタブレットでOffice入りのだと現場で野帳から入力してGISに落せたりします。

WindowsタブレットでQGIS

年度末に買ったレノボMiixさんはマイクロSDスロットの不具合でちょっと入院しましたが、
その後スロットは直ったんですが、妙にレスポンスがもっさりしてる気がする。
一度cps-zとかで見てみる必要があるかも。

結構頻繁に更新プログラムのおかげで再起動や電源切るのを待たされる。
バッテリー駆動じゃなければそんなに気を使わないのですが。

現場で使うのにパナの板状のバッテリ(QE-QL301)を買い足した。
10インチタブレット用防水パックを買ってたのでなんとか一緒に入れれる大きさ。

で、Windowsタブレットとしては昨年のモデルですが、
Atomのマルチコアなので、なんとかQGISも動きます。
空間インデックスのおかげで表示もそこそこ速い。
miix-ss150927.png

BluetoothGPSもペアリングできてれば簡単に接続できるし、
アイコンを大きくできれば外で使えるんじゃないかと思う。
でもどっちみちペンはないといかん感じです。
miix-ss150927a.png

 

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QGISのプラグインインストール

QGISプラグインはこちらからダウンロードしてます。
http://plugins.qgis.org/plugins/

plugin00.png

検索しても出ないことがあるので、1ページずつめくって探したり。
plugin00a.png

目的のがあったらクリック
plugin01.png

目的のプラグインのページが表示されます。
ダウンロードするには次に「Version」をクリックします。
plugin02.png

ものによっては複数バージョンあるので、
自分の使ってるQGISのバージョンにあわせて
ダウンロードするプラグインのバージョンをクリック
plugin03.png

それでやっとダウンロードできるページに
plugin04.png

plugin05.png

ZIPで圧縮されてるので、
解答してプラグインのフォルダにコピーする
使ってるQGISによってプラグインの置き場所が違うので注意
(2.8.3だと↓のとおり)
plugin06.png

2.8.3も2.10.1もphoto2shapeは0.2.2なら使えるみたい。
急に勉強会やることになったのであわてて仕込み中。

QGIS本

http://www.geopacific.org/opensourcegis/gcngisbook/QGIS_book/QGIS_intro/QGIS_TOC

でアナウンスされてた本だと思いますが、

QGIS入門 第2版

QGIS入門 第2版

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 古今書院
  • 発売日: 2015/09/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

  ↑が9/4発売予定です。

最近はこんな記事(といえるか?)ばっかり。

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QGIS本ほか

古今書院から新しくQGIS本がでるらしい。
http://www.geopacific.org/opensourcegis/gcngisbook/QGIS_book/QGIS_intro/QGIS_TOC

発刊はいつごろだろか?

あと、OSGeo.JPのページが新しくなってた。
http://www.osgeo.jp/

正式なアナウンスはまだ載ってないけどFOSS4G 2015OSAKAの開催日(11/21)が
ジオ・GIS系勉強会カレンダーに載ってた。

 

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空間情報シンポジウム

去年は土壇場で仕事が入っていけなかった空間情報シンポジウム。
仕事休んでいってみた。

自分はSISのユーザーではないので、
わからん話も多かったけど、
商用GISの世界でどんなところが関心を集めてるのかは
こういうところに行ってみないとわからんのでは?
って思ってる。

行ってみて、結構行政関係の発表が多かった。
身近なとこでは豊中市さんがユーザー企業であることがわかった。
森林分野でのGISではないですが、
きちんとターゲットを絞って必要な機能を構築してるところが
「ちゃんと仕事してる」感があってよかった。

講演が終わってから立ち寄った日本スペースイメージング社さんのブースで、
SkySatっていう小型衛星のチラシをもらった。
100kg程度とかなり小型の衛星で、今までの衛星写真より1桁安いお値段で写真が買えるらしい。
24機の配備計画のうち、現在何機飛ばせてるかはわからんですが、
1回の打ち上げで6機くらい同時に軌道投入できるとのこと。
っていうことから1日に何回も近いところを通過するので、時間帯も指定した撮影が可能らしい。
都市域なら撮影時間が違うと影響でそうな近赤外での緑被の比較とかにも使えそう。
http://www.spaceimaging.co.jp/product/sky_sat.html
あとパンクロながら動画も取れるらしい。

qProfで簡易縦横断図

Foss4g 2013 Hokkaidoで久保さんって言う人が発表したスライドがSlideShareにありまして、
http://www.slideshare.net/Mayumit/qgis-24747427
(FACEBOOKとかSNSのアカウントが要求されます)
「QGIS 縦断図」とかで検索すると引っかかります。

ここでqProfっていうDEMデータとラインデータから断面図を作ってくれるプラグインを紹介されてまして、
(スライドではほかの縦断図を作ってくれるツールと作成できる条件とか作りやすさを比較されてます。)
自分的にはDEMデータと任意のラインデータから縦断だけでなく横断を作れるところが便利かなと思いました。

谷地形の任意の横断が取れるので、
うまいことやれば簡易なえん堤の規模の推定とかできないかと思ったり。
oudan01.png

できた画像はSVGでベクターデータとして保存できるので、
イラレで読み込んだら線を編集できます。
(っていうことはCADでも編集できるか?イラレ→DXF・DWGは可能ですし)
oudan02.png

自分的には便利かと思ったんですが工事班の人は反応低い。
あんまり需要がないのか?

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国土地理院の空中写真

国土地理院が提供しているDEMデータがすごいスピードで更新されてる気がする。

ちょっと前(昨年?)にダウンロードしたときは写真測量のデータしかなかったのに、
今見ると航空レーザーが追加されてた。
エコリスさんのツールでまたつなぎ合わせて更新したい。
http://www.ecoris.co.jp/contents/demtool.html

ところで国土地理院の自治体向けのページ↓を見ると
http://www.gsi.go.jp/kiban/jyouhoukikaku40001.html
割と最近(H19~)の空中写真をl無償で貸し出してくれるらしい。
http://www.gsi.go.jp/kiban/jyouhoukikaku40001.html#4
もちろん見返りは求められますが。

基本的に国交省の系統の都市施策のための数値地図作成に資するものが
見返りに求められてるみたいですが、
県全体の緑被率とか都市公園・都市緑化の分野でも空中写真はつかえそうなので、
そういう方面では活用できないか?

撮影範囲の区分を見てみると解像度が16cm~40cmなのでかなり使えると思うんですが。
http://psgsv2.gsi.go.jp/koukyou/kihonsatsuei/index_photo_area2.html
山関係ではムリかな?
防災とか環境保全でのGISデータの作成まで趣旨を緩和してくれたらいけそうなテーマはいっぱいありそうですけど。