匍匐前進日記

行政職で森林・林業にかかわってましたが、現在は民間で働き出しました。記事のテーマは業務関連の資格と時々パソコンの話ってところです。So-netから移行してきました(20160620)。移行前のは20100107~。記事は時々加筆修正します。

属性情報(所有者名とか)で特定のポリゴンだけ表示する(施業提案の図面作成)

汎用システムの場合、特定の業種向けの解説書がやっぱり必要かもしれない。
特定の業種で使うときには、「この機能はこういうふうに使う」っていうのがやっぱりいるんだろうと思う。

事業体から聞かれたのは、活動支援事業で調査した結果をGISで整理して、そのまま施業提案の図面を作る際に、

特定の所有者さんの林分だけを表示できないかというもの。

ほかに方法があるかはともかく、QGISでクエリビダを使う方法を説明しました。

↓所有者名をラベル表示してます。
所有者表示.png

↓レイヤのプロパティで右下の「クエリビルダ」ボタンを押します。
プロパティ.png

↓クエリビルダのダイアログボックスで左上の「フィールド」欄には属性フィールドのフィールド名が最初から表示されるようです。
クエリビルダ.png

↓所有者を選択して表示をコントロールしたいので、「フィールド」欄の「所有者」をダブルクリック。
「プロバイダ特有フィルタ式」欄に記入されます。
所有者.png

↓試しにAさんの林分を表示させてみます。「所有者=Aさん」としたいので、「=」ボタンを押します。
所有者=.png

↓「値」欄は「サンプル」ボタンを押すと対象のフィールドの値の入力値が表示されます。所有者=A.png

↓「値」欄の「Aさん」をダブルクリックすると「プロバイダ特有フィルタ式」欄に記入されます。「OK」ボタンを押すと、所有者=A2.png

↓Aさんの林分だけが表示されました。
クエリビルダ結果.png

 

あと、事業体に紹介してるのが、、
コンパス測量の図化とGIS化に便利な「コンパスtoGIS」です。
こっちもかなり便利だと言われてます。
WindowsタブレットでOffice入りのだと現場で野帳から入力してGISに落せたりします。

WindowsタブレットでQGIS

年度末に買ったレノボMiixさんはマイクロSDスロットの不具合でちょっと入院しましたが、
その後スロットは直ったんですが、妙にレスポンスがもっさりしてる気がする。
一度cps-zとかで見てみる必要があるかも。

結構頻繁に更新プログラムのおかげで再起動や電源切るのを待たされる。
バッテリー駆動じゃなければそんなに気を使わないのですが。

現場で使うのにパナの板状のバッテリ(QE-QL301)を買い足した。
10インチタブレット用防水パックを買ってたのでなんとか一緒に入れれる大きさ。

で、Windowsタブレットとしては昨年のモデルですが、
Atomのマルチコアなので、なんとかQGISも動きます。
空間インデックスのおかげで表示もそこそこ速い。
miix-ss150927.png

BluetoothGPSもペアリングできてれば簡単に接続できるし、
アイコンを大きくできれば外で使えるんじゃないかと思う。
でもどっちみちペンはないといかん感じです。
miix-ss150927a.png

 

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QGISのプラグインインストール

QGISプラグインはこちらからダウンロードしてます。
http://plugins.qgis.org/plugins/

plugin00.png

検索しても出ないことがあるので、1ページずつめくって探したり。
plugin00a.png

目的のがあったらクリック
plugin01.png

目的のプラグインのページが表示されます。
ダウンロードするには次に「Version」をクリックします。
plugin02.png

ものによっては複数バージョンあるので、
自分の使ってるQGISのバージョンにあわせて
ダウンロードするプラグインのバージョンをクリック
plugin03.png

それでやっとダウンロードできるページに
plugin04.png

plugin05.png

ZIPで圧縮されてるので、
解答してプラグインのフォルダにコピーする
使ってるQGISによってプラグインの置き場所が違うので注意
(2.8.3だと↓のとおり)
plugin06.png

2.8.3も2.10.1もphoto2shapeは0.2.2なら使えるみたい。
急に勉強会やることになったのであわてて仕込み中。

QGIS本

http://www.geopacific.org/opensourcegis/gcngisbook/QGIS_book/QGIS_intro/QGIS_TOC

でアナウンスされてた本だと思いますが、

QGIS入門 第2版

QGIS入門 第2版

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 古今書院
  • 発売日: 2015/09/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

  ↑が9/4発売予定です。

最近はこんな記事(といえるか?)ばっかり。

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QGIS本ほか

古今書院から新しくQGIS本がでるらしい。
http://www.geopacific.org/opensourcegis/gcngisbook/QGIS_book/QGIS_intro/QGIS_TOC

発刊はいつごろだろか?

あと、OSGeo.JPのページが新しくなってた。
http://www.osgeo.jp/

正式なアナウンスはまだ載ってないけどFOSS4G 2015OSAKAの開催日(11/21)が
ジオ・GIS系勉強会カレンダーに載ってた。

 

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空間情報シンポジウム

去年は土壇場で仕事が入っていけなかった空間情報シンポジウム。
仕事休んでいってみた。

自分はSISのユーザーではないので、
わからん話も多かったけど、
商用GISの世界でどんなところが関心を集めてるのかは
こういうところに行ってみないとわからんのでは?
って思ってる。

行ってみて、結構行政関係の発表が多かった。
身近なとこでは豊中市さんがユーザー企業であることがわかった。
森林分野でのGISではないですが、
きちんとターゲットを絞って必要な機能を構築してるところが
「ちゃんと仕事してる」感があってよかった。

講演が終わってから立ち寄った日本スペースイメージング社さんのブースで、
SkySatっていう小型衛星のチラシをもらった。
100kg程度とかなり小型の衛星で、今までの衛星写真より1桁安いお値段で写真が買えるらしい。
24機の配備計画のうち、現在何機飛ばせてるかはわからんですが、
1回の打ち上げで6機くらい同時に軌道投入できるとのこと。
っていうことから1日に何回も近いところを通過するので、時間帯も指定した撮影が可能らしい。
都市域なら撮影時間が違うと影響でそうな近赤外での緑被の比較とかにも使えそう。
http://www.spaceimaging.co.jp/product/sky_sat.html
あとパンクロながら動画も取れるらしい。

qProfで簡易縦横断図

Foss4g 2013 Hokkaidoで久保さんって言う人が発表したスライドがSlideShareにありまして、
http://www.slideshare.net/Mayumit/qgis-24747427
(FACEBOOKとかSNSのアカウントが要求されます)
「QGIS 縦断図」とかで検索すると引っかかります。

ここでqProfっていうDEMデータとラインデータから断面図を作ってくれるプラグインを紹介されてまして、
(スライドではほかの縦断図を作ってくれるツールと作成できる条件とか作りやすさを比較されてます。)
自分的にはDEMデータと任意のラインデータから縦断だけでなく横断を作れるところが便利かなと思いました。

谷地形の任意の横断が取れるので、
うまいことやれば簡易なえん堤の規模の推定とかできないかと思ったり。
oudan01.png

できた画像はSVGでベクターデータとして保存できるので、
イラレで読み込んだら線を編集できます。
(っていうことはCADでも編集できるか?イラレ→DXF・DWGは可能ですし)
oudan02.png

自分的には便利かと思ったんですが工事班の人は反応低い。
あんまり需要がないのか?

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国土地理院の空中写真

国土地理院が提供しているDEMデータがすごいスピードで更新されてる気がする。

ちょっと前(昨年?)にダウンロードしたときは写真測量のデータしかなかったのに、
今見ると航空レーザーが追加されてた。
エコリスさんのツールでまたつなぎ合わせて更新したい。
http://www.ecoris.co.jp/contents/demtool.html

ところで国土地理院の自治体向けのページ↓を見ると
http://www.gsi.go.jp/kiban/jyouhoukikaku40001.html
割と最近(H19~)の空中写真をl無償で貸し出してくれるらしい。
http://www.gsi.go.jp/kiban/jyouhoukikaku40001.html#4
もちろん見返りは求められますが。

基本的に国交省の系統の都市施策のための数値地図作成に資するものが
見返りに求められてるみたいですが、
県全体の緑被率とか都市公園・都市緑化の分野でも空中写真はつかえそうなので、
そういう方面では活用できないか?

撮影範囲の区分を見てみると解像度が16cm~40cmなのでかなり使えると思うんですが。
http://psgsv2.gsi.go.jp/koukyou/kihonsatsuei/index_photo_area2.html
山関係ではムリかな?
防災とか環境保全でのGISデータの作成まで趣旨を緩和してくれたらいけそうなテーマはいっぱいありそうですけど。

QGIS→イラレはQGISからPDFでエクスポートが楽でいい

集約化団地の資料作るのに、
GISだけじゃ装飾が弱いので慣れたイラレを使ってる。

QGIS2.8.2のコンポーザからAdobeAcrobatで印刷かけてできたPDFでは、
せっかくのベクター地形図もラスター化されて駄目です。
Acrobatに渡す前に印刷イメージをラスター化してるのかも。

で、コンポーザからPDF形式に直接エクスポートするのが結構使えて便利です。
全部のベクターデータがそのままイラレで編集できます。
今までArc→Acrobatが多かったのであまり試してない機能でした。

楽でいい、っつっても大量にあると面倒です。
ただいま作業中。

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GyoroViewのMapProjectファイル

GyoroView使う人しか関係ない話です。

GyoroViewには元々ファイル読み込み用のインターフェースがないのですが、
shapeやtiffドラッグアンドドロップすることで読み込みできます。

ファイル数が少ない時はいいのですが、
ファイル数が増えてくるとわずらわしいので、MapProject.xmlを使うと楽できます。

MapProjectもドラッグアンドドロップで読み込めるんですが、
頻繁に同じもの読み込むなら、ショートカットを作成して手間を省けます。
試しにコマンドラインで「パス名¥gyoroview.exe パス名¥MapProject.xml」って打ち込むと、
GyoroView起動時にMapProjectを指定することができます。
で、それをショートカットで作っとけば、
ショートカットアイコンをダブルクリックで指定したMapProjectでGyoroViewが起動できます。
画面の小さいタブレットで使う場合にちょっとだけ楽できます。