リポバッテリーを食塩水中で放電する方法を実施したのですが、必ずしもこの方法が処分のための前処理として正しいわけではないようなので、修正しました。場合によっては放電処理後のバッテリーを回収してもらえない場合もあるようです。
あと、食塩水中での放電については、参照していたページは、↓こちらでした。すいません。いろいろ検索しててごっちゃになってたようでした。
(ここから元の記事)
明日のフライト準備のために充電→本体に差し込んで残量確認作業してたら、サードパーティ製のバッテリの端子が内部で接触してて煙を吹きました。
じつはこのバッテリ、端子が最初から歪んていたようで、気が付いた時には購入後数か月たってたので返品はあきらめてました。
スマホの3倍はある容量なのでちょっと焦ってしまいました。
3%食塩水につけてゆっくり放電させる方法は知ってはいたのですが、とりあえずバケツに入れて風呂場に仮置きしつつ、対処法をネットで検索。
↑のサイトを参照して対処しました。(190715補足:上記サイトでは発火時に大量の水で消火するのはありですが、食塩水中での放電は非推奨というかやめるべき、とされています。)
用意したのは次のもの。
1.入れ物(バッテリがしっかり浸かる十分な容量をもつもの→今回は10Lのバケツ)
2.食塩(料理用はかりで水1リットルあたり30g用意→今回は105g)
3.水(バッテリがしっかり浸かって3日くらい放置しても大丈夫な量→今回は3.5L)
4.シーチキンの缶(バッテリーが万一加熱してもバケツに直接ふれないように、水中で台として使う)
一応軍手しながら食塩水中に沈めました。目は眼鏡をしているので大丈夫かと。
(煙を吸ってしまって鼻の奥がまだ違和感があるので、煙は直接吸わない方がいいかもしれません。)
外装との間に空気がたまっているので、向きを変えながら中の空気を抜いて、内部に食塩水が十分満たされるようにしてシーチキンの缶の上に置きました。
細かな泡が糸のように出ています。十数分で水がなんとなく黄色っぽくなってきました。これで3日くらい放置すればよいようです。
食塩は蒸発しないので、水が減り気味なら早めに継ぎ足せばいいと思う。
リポバッテリはいろんなところに使われてますが、トイドローンのチャチなバッテリもなんかの拍子で発火する可能性がないとも言えず、古い携帯やバッテリ内蔵の機器をこの際整理しなければ、と思った次第。大事にとってた?シグマリオンⅢとかももう使わないのでこの際お別れしないと。
あとバッテリの保管にはそれ用の袋があるとのこと。
そもそも簡単に発火されてはたまらんのです。
サードパーティ製の製品がぜんぶいい加減とは限らないのですが、
ParrotのBebop2は純正バッテリがもはや手に入らないようで、粗悪な中国製サードパーティバッテリが多いようです。購入の際にはソケットなどへのはまり具合が気にしましたが、端子の変形具合もちゃんと見ておいた方がよさそうです。
端子は容易に変形や接触しないようにわざわざカバーされてるのに、そのカバーの中で接触されてたらいったい何のためのカバーなのかよくわからん。
でも勉強になりました。
(ここまで元の記事)
(190715追記)
今回は実際に煙も出て、発火の恐れがあり急いで放電したかったので上記の対応を行いました。
この対応自体は火災予防の観点からも間違ってないとは思うのですが、
発火の危険性の低いリポバッテリーはわざわざ放電させるのはリサイクルの面ではよくないようです↓。
差し迫って危険性のないものについては回収してくれる団体や自治体の指示に従ったほうが良いと思われます。
www.jbrc.com↑のサイト、よく読むと携帯電話やスマートフォンの電池は対象外と書かれています。
携帯電話などは自治体が実施している使用済み小型家電回収の制度の対象のようです。
ドローンはどちらの制度でも例示がないのでグレーな感じです。直接問い合わせして確認したいと思います。
とりあえず何でもかんでも食塩水放電をすればいいわけではないので、早まらない方がよいようです。とりあえず放電処理後のバッテリーの処分の件も併せて、JBRC、自治体のそれぞれに問い合わせしてみようと思います。