匍匐前進日記

行政職で森林・林業にかかわってましたが、現在は民間で働き出しました。記事のテーマは業務関連の資格と時々パソコンの話ってところです。So-netから移行してきました(20160620)。移行前のは20100107~。記事は時々加筆修正します。

QGIS3系で基盤地図情報をshape化できて便利すぎる

基盤地図情報ビューアでほんとにビューアとしてメインで使ってる人がいるのか疑問ですが、とりあえずshapeファイルへの変換ツールとしてのみ使っている自分としては、変換作業をスムーズにできるようにしたい。

と思って項目別にダウンロードを小分けにしたり、再起動してビューアだけで作業したりと、いろいろ工夫はしてたんですが、建築物、道路のデータではどうしても「Out of memory」がでたり、アプリごと落ちたりします。

年末に買った本↓で、

 【改訂新版】[オープンデータ+QGIS]統計・防災・環境情報がひと目でわかる地図の作り方

 QGIS3.2で基盤地図情報XMLファイルがそのまま読み込めることを知りました。
QGIS3.4(64bit)でやってみるとあっさりできてしまってびっくり。あとはshapeとして保存するだけ。
ただメッシュ番号の違うデータは別レイヤになってしまうので、道路や建築物などメッシュの境をまたぐ地物は、レイヤー統合をしてもくっついてくれない。(あたりまえ)

ではビューアではどうなのかというと、
隣り合う複数メッシュをビューアでshape変換したものを改めてみてみると、

f:id:haruchin-puripuri:20190114152938j:plain

建築物は境目に線が入ってるので分割されたままなのがわかります。道路縁を選択ツールで選択してみたら一部しか選択できてない。

ということはビューアで変換してもQGIS3系でレイヤー統合したものでも結果的には同じことになる。

なら落ちないQGISで作業したほうがいい。
実際二次メッシュ40~50枚分の道路、建築物を読み込ませて統合させても、正確には測ってないけど、それぞれ15分くらいで終わりました。(マシンの性能によるんでしょうけど)

今後は基盤地図情報の変換はQGISでやることにしたい。
ただ、zipの解凍が面倒なので、CubeICEで複数のZIPを一括解凍し、
できた複数のフォルダ内のxmlファイルを1つのフォルダにまとめるツールCombine.exe
を使いました。こうした無料ツールの製作者の方々には感謝です。

これでこの作業フローもかなり快適になりました。
あと国土数値情報ももちょっとダウンロードしやすくなるといいんですが。