Google Alertでブロードコム社の新チップで30センチ級の精度が出るとの記事が引っかかりました。
来年発売のスマホから搭載されるとも書かれてますが、
たいがいの機器はどんなチップが載ってるかは公表してくれないので、きっと劇的な性能向上が実機で得られない限りは公表してくれない気がする。
当該記事では、ビルの谷間で精度がよくない現状のことは書かれてるが、それがこのチップでどうなるかは書かれてない。
複数の異なる周波数帯の信号を受信するので~みたいな話ですが、マルチパスを回避できるのかどうかもわかりませんし、やっぱり精度向上の理屈がわからんので他のサイトも漁ってみた。
みちびきの必要性|みちびきについて|みちびき(準天頂衛星システム:QZSS)公式サイト - 内閣府
http://www.gsi.go.jp/common/000093429.pdf
どうも補強信号としてL1S、L5、L6など従来の信号と異なるものを使うようですが、補正情報をのっけたもののようです。初号機で検証を進めていたLEX信号は「L6」の名称で記載してるページもありますが、サイトによっては使うようには書いてなかったり。
マルチパスこともあまり書かれてなくて、結局準天頂のみちびきによる衛星補足のしやすさが一番確かな感じ。だから基数を増やすみたいだし。
確かに天頂に近ければマルチパスも発生しにくい気がするけど、森林内での実証実験を森林総研とか国の機関でデータ公表してもらえないものか?
結局、ブロードコムの新チップが云々じゃなくて、みちびきを受信できる新チップなら精度向上がのぞめます、って話だったのかもしれない。
それなら、やっぱりSirfが新チップ開発してほしい。Sirf5のブレなさは驚異的だし。