匍匐前進日記

行政職で森林・林業にかかわってましたが、現在は民間で働き出しました。記事のテーマは業務関連の資格と時々パソコンの話ってところです。So-netから移行してきました(20160620)。移行前のは20100107~。記事は時々加筆修正します。

路網の現況把握がやりたかった

GPSを使ってみることを考えはじめたのは、

2年ぶりに農林に戻ってきたとき、

自分の管内で路網図が整備されていないことに気づいたのがきっかけです。

当時発売されたばかりのソニーのポータブルナビゲーションシステムNV-U1を買ってみて、

意外と使えるなと思いました。

なんとか機器を組み合わせて、

路網の現況把握と整備計画作成に使えないか?と考えるようになりました。

最初に買ってみたI/OのCFGPS2とPocketLOOXでGarmapとかOmaniを

動かしてみましたが、思うようなことはできませんでした。

当時やりたかったことは、

数百ha分の森林基本図を背景図としてシームレスに表示し、

現在地をGPSで確認でき、また任意の場所でトラックログ記録の開始・終了ができること。

できれば線長・面積が計測できること。

GarminのハンディGPSの利用も考えてみましたが、

任意の地形図が手軽に使えない点であきらめました。

EmpexのMap21EXは任意の地形図が使えますが、

広範囲の地形図は入らないことと、

液晶の解像度が低いことと、表示の切り替えが非常に遅いので、

現場ではイライラが募りました。

結果的にはPDAを使ったシステムしかなかったわけですが、

業務用のはGPSPDAもべらぼうに高くてとても消需で買える価格ではありません。

そこで出会ったのがMoriView(=GyoroView・GyoroMobile)なのですが、

現在のところ、耐久性や防塵・防水性能以外は必要な機能は満足しています。

記録したデータが変換不要でArcに読み込める点は大変便利ですし、

プログラムサイズが小さくて、小回りが利くところはArcPADよりアドバンテージが

あると思います。

これから既設の路網の記録をGyoroを使ってやっていこうかと思っていますが、

実は現在担当が普及指導でも事業でもないっていうところがちょっとツライ。

あと開設予定の作業路の収穫予想もやりたかったんですが、職場の小班ポリゴンに

材積の蓄積データがついていないという。