匍匐前進日記

行政職で森林・林業にかかわってましたが、現在は民間で働き出しました。記事のテーマは業務関連の資格と時々パソコンの話ってところです。So-netから移行してきました(20160620)。移行前のは20100107~。記事は時々加筆修正します。

ドローンの飛行練習場所探し

自由に現場に出れる部署に今いないので、練習場所に不自由しています。
DID地区では要許可行為になるので飛ばせない。

ドローンフライトナビでDID地区外の自分の住んでる自治体の公園を探してみたんですが、管理者に問い合わせると、条例等で明確に禁止になってないものの「控えてほしい」的な歯切れの悪い回答を頂いたので、現在ドローン難民です。

屋外の時間貸ししてる練習場も結構高いので気軽に練習できない。
奈良県立公園ではたまにドローン練習会を開催している情報もあるので調べてみると、事前届出で利用できるようです。

www.pref.nara.jpほかにも森林公園とか郊外の大規模公園で利用できないか確認してみたい。

(190310追記)
その後京都府立の某公園の指定管理者にも断られました。根拠は聞きませんでしたが都市公園条例ではないようです。(とはいえ条例→規則→要領等の順で細かい規制になってることは想像つく。危険行為に該当するものとして要領等での禁止行為に該当することとして禁止してるのかもしれない。)

大阪府も全府営公園で禁止。
H28年から行ってる奈良県さんの対応って実はすごい先進的なのかもしれない。
ほかの県はまだ確認してないけど、奈良県立公園は結構町中にあってもDID地区になってないことが多くて、平城宮跡歴史公園や大渕池公園西地区なんかもうまい具合抜けててありがたい。

県が出してるガイドライン読む限りは、私がやりたいのは単なる練習で業として行うものではないなので、たぶん届出でよさそうなんですが、一度連絡とって求められる安全対策とか聞いてみようと思う。

 

(190311追記)
場所探しと並行して国交省許可をとるための10時間以上の飛行経験を積むのに講習にいこうかと考えています。
JUIDAの認定スクールがよさげなんですが、いかんせん安くても15~6万円かかるので、DPCAのフライトオペレータあたりがお手頃な感じです。

www.dpca-japan.org

2日間の講習だけでは10時間分の経験を稼げないのですが、練習方法を教えてくれるので、その後「自習」した時間を記録して協会に提出したら技能証明書を発行してくれて、それが国交省への申請時に飛行経験の証明に使えるようです。

自習ではからなずしも講習で使われるPhantom4等でなくてもよいようです。シミュレータや回転翼型のマルチコプターであればよいそうです。

(190316追記)
奈良県立公園に電話で確認したところ、届出自体は当日でもいいそうですが、やはり現地は事前に確認しておいた方がよいようです。
公園なので、一時的とはいえ特定の人間が占有するのもまずいようで、コーンを立ててやるの難しいようです。人間の目線で飛ばすのもダメなようです。
ガイドライン平成28年度にオープンにされてますが、実はあまり届出の実績はないらしい。飛行練習を安全かつ管理上支障がない方法をおこなうために管理者と直接お話ししながら考えていきたい。

ドローンの賠償保険(業務用)

東京海上の支店に超ビジネス保険について問い合わせしたんですが、
結果的に案内・見積もりが来たのが施設賠償責任保険でした。

ドローン本体の価格がBebop2は4万円程度とDJI製品に比べると安いので、機体の修理代は保証されないのは覚悟してたんで、第三者への損害賠償にのみ着目して見積もりをお願いしたところ、上記の保険の見積もりが出てきました。

まだ詳しい内容についてやり取りをしていないのですが、「施設賠償責任保険」で検索すると、いろいろ見つかります。

www.tokiomarine-nichido.co.jp

hoken-kyokasho.com

cosonpo.com

ドローンを「事業の用に供する施設」と解釈してるようです。

見積額はラジコン保険の代理店がやってる事業用ドローン保険よりも低かった。
ドローン保険の比較をしているサイトの情報は探せばありますが、必ずしも名称に「ドローン」が入っていなくても実は対応してくれる場合があるかもしれません。

もうちょっと補償内容と保険金が支払われるケースについて問い合わせしてから契約しようと思う。

Bebop2のサードパーティ製バッテリのトラブル

Parrot社製Bebop2ドローンを昨年11月に購入したのですが、実際あんまり飛ばしてない。まだお外にも連れてってません。

練習するにも替えバッテリは必須なので、サードパーティ製のバッテリを2つ買いました。買ったのはコレ↓

 パッと見は純正とそれほど違いはなようです。本体とセットでついてきた純正(左)は本体とおそろいのカラーリングがされてますが、ELEOPTION製(右)はステッカー(赤と白)が同梱されてて、自分で貼れるようになってます。

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電圧は純正が11.4Vですが、ELEOPTION製は11.1V。

Bebop2がマイナーチェンジ(Bebop2 Power)されたときに11.4Vになったらしいですが、私が購入したFPVセットもどうもBebop2 Powerと同じ機体のようです。
サードパーティ製の11.1Vも使えるようです。

ところが私が購入したサードパーティ製ぱってりははロット自体にそういう傾向があるのかわかりませんが、2つ買って2つとも本体にはまらないという問題がありました。

純正の半額とはいえ、こういうのはないんじゃないかと思って結構へこみます。

はまらない理由をよく見てみると、どうも外装のプラの形状が純正より少し大きいような感じです。差は1mmもないくらい。

っていうわけで、やすりで削れないかとか検討した結果、ばらして外装をニッパで詰めることにしました。

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↑精密ドライバで裏側のねじを外していきます(もう結構ねじ外したとこです)。

↓ねじを全部外すと中身はLipoの3段重ね状態でした。

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ドローン検定のテキストでLipoバッテリは3.7Vが単位でバッテリパックの電圧は3.7の倍数だと書いてましたが、こいつはその通りだったようです。

直列で3個つなぐと、
3.7V×3個=11.1V になります。
純正は分解しませんが同じく3つ直列だとしたら、11.4Vなんで昇圧してんのかも。(190303 追記 3.8Vのものもあるようです。3.8V×3=11.4Vの方が自然ですね)

で、外装の一部をニッパで詰めました。

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↓こっちが純正のはまり具合。

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↓とりあえず削ってみたサードパーティ製のをはめてみたけど、ほんとは赤丸のところを削るべきだった模様。サイドに隙間が空いてしまいました。使用時に養生テープでふさごうか。

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とりあえず、削り直してはまるようになりました。バッテリ捨てずに済みました。

あとは業務用の保険が手続きできれば本格練習開始できるか?

森林GISフォーラム 東京シンポジウム

2/20の森林GISフォーラムに関西から夜行バス往復で行ってきました。

ドローンを使って森林保険の被害調査や造林の申請・完了検査をやったりした事例の報告があってとても興味深かった。どっちも数%の面積誤差の話が、、、って話でしたが、オルソ画像をGISでトレースしてたような感じなので(ほんとは詳しく聞きたかったけど、諸事情から質問は差し控えさせていただいた)、「それってドローンの問題だけじゃなくて手作業の誤差もあるんじゃあ?」って気もした。

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どっちにしても導入せざるを得ない事情や新しいことに挑戦なさってるところはとっても参考に、かつ励みになる。どっちかというと後者の意味合いのほうが強かった。

それにしてもこういうセミナー資料ってパワポを印刷して配布することも多いんですが、くれないもんだから会場の人はみんなスマホでパシャパシャ撮りまくりです。(私も結構とりました。)画像を印刷して復命するのめんどくさい。
開催結果がwebに掲載されるの結構先なんですよね。

 

懇親会には参加せずに奥様からの指令で新橋の小川軒に直行して、また東京に戻って八重洲ブックセンターで時間をつぶしてしまいました。

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 八重洲ブックセンター、結構森林・林業関係の本もおいてました。
土壌学の基礎と石積み入門が一緒においてあって、どっちも買いそうにになりましたが荷物が増えるのであきらめました。でかい本屋は何時間いても飽きませんね。結局閉店までいてた。

次の日は朝ついて一旦帰宅してから出勤しましたが、夕方の研修で完全に意識を失ってしまいました。次はもうちょっと余裕もった行程にしたい。

(190307追記)
各団体さんの発表が終わった後に日林協のブースでお姉さんと立ち話した際に聞いた話。

  • 森林情報士GIS1級ではArcGISを引き続き使う模様。1級では2級よりももっと突っ込んで解析を行うらしい。
  • ドローン撮影画像のオルソ化は、森林情報士の中ではリモセン分野でやるかも。
  • 日林協ではオルソ化にPhotoScanを使ってるらしい。結構無理やりつなげてくれるのがいいらしい。(大分県さんもPhotoScan使ってるようです。)

今年はGIS1級受けたいな~と改めて思いました。
ところで、アマゾンで「GIS」で検索したら↓のような本が刊行予定なのを知りました。

地域研究のための空間データ分析入門: QGISとPostGISを用いて

地域研究のための空間データ分析入門: QGISとPostGISを用いて

 

 予約でポチりました。PostGISでの解析方法が紹介されてるらしい。年度末の仕事の山場を前にして、乗り切った時のご褒美かも。

 

ドローンの保険

趣味でも仕事でもドローンの保険に入っとこうと思って調べても時間ばっかりかかって結局今まで入れなかったので、
もう「エイや」で入ってしまえと思って、一般財団法人 ラジコン電波安全協会の「ラジコン操縦士」に登録すると入れる「ラジコン補償制度(個人賠償責任保険)」に加入しました。

rck.or.jp

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ラジコン保険加入時に送られてきたもの

オレンジ色の制度の概要に「不足の事態に万全の備えを」って書いてあったのが残念な感じですが、2年間で4500円の掛け金はお安いです。

加入方法はメールで質問したら↓のような回答でした。

 

【ホビー用ラジコン操縦士ご登録の方法】
郵便局で備え付けの振込用紙に下記内容を記載し
お振込みください。

口座番号:00100-9-193052
加入者名:一般財団法人 日本ラジコン電波安全協会

ラジコン操縦士(保険付き)4500円 / 2年間


通信欄記載事項〔楷書でお願いします。)
(1)氏名(フリガナをつけてください)
(2)生年月日
(3)郵便番号及び住所
(4)電話番号
(5)保険加入の有無
------------------------------------------------------------------------------

※業務でのご使用は保険の補償外
※振込手数料は別途ご負担ください。
※保険はお振込みの翌日から自動的に有効となります。

 

引受保険会社はあいおいニッセイ同和損害保険株式会社です。
事故受付は24時間365日(当然か)。
補償内容は損害賠償のみで1事故につき1億円の支払い限度で、1事故当たり5万円の自己負担額が必要です。

この保険、業務での事故は保証されないので、業務でドローンを使う場合は別途加入が必要です。

同じ代理店がやってる業務用ドローンの損害賠償保険の概要は次のとおりです。

補償額は 対人・対物共 1台につき賠償保険(施設所有者賠償責任保険)

1名・1事故支払限度額 1億円 免責(自己負担)0円 
1年間保険料は 19,150円 です。

注)機体価格が10万円以下の場合は賠償保険のみとなります

 東京海上日動超ビジネス保険のほうが安そうなんですが、ちゃんと比べてみたい。

 

「多様な主体が管理する道活用」って実際どうなんだろう?

国土地理院のHP見てたら、↓こんなページを見つけました。

www.gsi.go.jp

通常、道路法道路は底地を買収するんですけど、そうではないのが林道。農道の場合どうなのかはよく知らない。
まったくの民地で道の形態をしてたら、防災のために使えないか?ってのを考えてるらしい。

連絡会の構成メンバーには林野庁の方も入ってますよ。もう5回目。

http://www.gsi.go.jp/common/000104107.pdf

4回目までの議論の内容が議事録ででてたらいいんですけど、ぱっと見ではまだ無いような。

広域農道とか、峰越林道なんかは当然路網に組み込まれるんでしょうけど、森林作業道までもが組み込まれたりすんのかな?

これまで地域防災計画で防災上の機能が割り振られることがなかった道も検討の中に入れていくってことなんでしょうが、

林道規程できる前に作られた林道って林道規程にすら合致してないのがあるし、

地震の際には通行止になる確率は道路

法道路より高いかもしれない。

とはいえ、使えるものはなんでも使っていくべきだし、被災時の経路確保に農道・林道も情報集約していくことになるんでしょう。

そうなると市町村の農林部局のお仕事がまた増える気が。

また林野庁から森林作業道の路網データを出すように言われちゃったりするのかも。

大規模災害時のGIS利用

国土交通省国土政策局の作成した「震災・大規模災害対応における地理空間情報GISの利活用マニュアル」は200ページもあって読み応え十分です。

http://www.mlit.go.jp/common/001039483.pdf

 

次の9つの用途が想定されてました。
【災害応急対策】被害状況の把握/被害状況の集約
【災害応急対策】避難勧告・指示・誘導(主に避難行動要支援者対応)
【災害応急対策】支援物資配布
【災害応急対策】施設・インフラ復旧
【災害応急対策】住民問い合わせ対応・広報
【災害応急対策】関係機関との情報共有
【災害復旧・復興】り災証明発行
【災害復旧・復興】復興計画策定
【災害予防】各種マップ・様式の事前準備

 

各用途でどういう業務で利用するかモデル化されています。

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実際に使うにはシステムやデータが生き残ってないと困るんですが、
QGISなどのオープンソースGISはこういう場合にとても有効だと思います。

大規模災害時に職場のPCの半分が壊れたりしてるような状況では、ネットワークも生きてるか怪しかったりすることが想定されます。

オープンソースGISなら事前にUSBメモリにデータと一緒に入れて金庫に入れとけば、生き残ったPCとプリンタがあればすぐに作業ができます。
事前にどんなデータがいるかは決めとかないといけないんでしょうけど。

ネットワーク越しにライセンス認証が必要な商用ソフトウェアではなかなか難しいと思う。

電源の復旧についても知識がほしかったので、
低圧電気取扱者の特別教育も受けてみた(実技が開閉器操作のみ)。

災害時想定じゃないのですが、感電事故の防止の知識は無駄にはならんと思う。

いろんなものを自力で復旧するための知識も準備も平時にしかできないんですよね。

 

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今週のいろいろ

ドローン検定2級の結果通知が来て、サイトで確認したら合格してました。
よかったよかった。
次回3月の試験では1級試験は実施しないそうなので、その次の5月の試験に期待。

 

今週はプログラミング教育のロボ団さんの大人向けセミナーがあったので行ってみました。

ロボ団:子どものためのロボット制作&プログラミング教室

 

内容は、レゴの教育用キットでロボットプログラミングを体験→Pythonで会話ボットの作成体験というものでした。

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レゴのキットを組みたて中

 

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ほぼ完成。あとはケーブルだけ。

動作はiPadからBluetoothで送信。iPad上で専用のアプリからスクラッチのようなパズルを組み合わせて動作させます。


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ちょっとしたレースもやりました。

Pythonは各自持参のPCでやりましたが、時間がなくて最後までいけませんでした。
プログラミンが学べるオンラインサイトってドットインストールとかPaizaとかは知ってましたが、Grok Learningっていう海外のサイトと使って学習しました。

いつも入口のあたりでうろうろして結局奥に進めないプログラミング学習ですが、きっかけになればと思って参加してみた。

Pythonの学習が続けれるかどうかは微妙なんですが、レゴの組み立ては時間を忘れて取り組めました。

楽しかった!

資格試験いくつか

昨日、ドローン検定2級の試験があって、
手ごたえ的にはたぶん大丈夫な感じ。テキストの問題がほぼそのまま出るので、やれば受かる試験です。

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無人航空従事者試験【ドローン検定】公式サイト | ドローン教習所 | ドローン資格業界ナンバーワン | トップページ

公式ページの受験者数・合格者数をみると、合格率は約7割です。
試験としては簡単な方ですが、知識を身につけてもらう普及啓発を目的とした制度であれば別に問題ないと思う。体系的に知識を整理できれば「促成栽培」にはとっても有効だと思います。

次は1級を勉強したいのですが、1級は隔回みたいなので、5月までお預けみたいです。

 

試験ネタでもう一つ。
11月に受験したコンクリート技士に合格してて、通知がやってきた。

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登録しないとダメみたいですが、登録料は5400円也。

次は捲土重来、二種電に再挑戦の予定。

GeoPackageをま~ったく知りませんでした

年末に買ったこの本↓でGISで使えるファイルに見慣れないファイルが紹介されてた。

 【改訂新版】[オープンデータ+QGIS]統計・防災・環境情報がひと目でわかる地図の作り方

GeoPackageっていうそのフォーマットはShapeファイルを置き換えれる次世代の標準フォーマットとして期待されてるらしい。

まったく知りませんでした。

QGIS2.18でもGeoPackageは使えるようになってました。
公式サイトは英語ですけどGoogleで翻訳したらなんとなくはわかりました。

www.geopackage.org

ベクターもラスターもまとめて格納できるようです。

使い方自体はこちらのサイトでよくわかります。

qiita.comなかなかタイミングよく新しい情報を得るのは難しいですが、書籍がコンスタントに出てくるあたり、GISのすそ野が広がってきてるのかなと思う。

 海外の公的データでGeoPackage形式で提供されてるのがあるようです。

https://www.geopackage.org/data.html

国土数値情報や国土調査のデータもいっそのことパッケージ化されてるとありがたい。