国土交通省国土政策局の作成した「震災・大規模災害対応における地理空間情報/GISの利活用マニュアル」は200ページもあって読み応え十分です。
http://www.mlit.go.jp/common/001039483.pdf
次の9つの用途が想定されてました。
【災害応急対策】被害状況の把握/被害状況の集約
【災害応急対策】避難勧告・指示・誘導(主に避難行動要支援者対応)
【災害応急対策】支援物資配布
【災害応急対策】施設・インフラ復旧
【災害応急対策】住民問い合わせ対応・広報
【災害応急対策】関係機関との情報共有
【災害復旧・復興】り災証明発行
【災害復旧・復興】復興計画策定
【災害予防】各種マップ・様式の事前準備
各用途でどういう業務で利用するかモデル化されています。
実際に使うにはシステムやデータが生き残ってないと困るんですが、
QGISなどのオープンソースGISはこういう場合にとても有効だと思います。
大規模災害時に職場のPCの半分が壊れたりしてるような状況では、ネットワークも生きてるか怪しかったりすることが想定されます。
オープンソースのGISなら事前にUSBメモリにデータと一緒に入れて金庫に入れとけば、生き残ったPCとプリンタがあればすぐに作業ができます。
事前にどんなデータがいるかは決めとかないといけないんでしょうけど。
ネットワーク越しにライセンス認証が必要な商用ソフトウェアではなかなか難しいと思う。
電源の復旧についても知識がほしかったので、
低圧電気取扱者の特別教育も受けてみた(実技が開閉器操作のみ)。
災害時想定じゃないのですが、感電事故の防止の知識は無駄にはならんと思う。
いろんなものを自力で復旧するための知識も準備も平時にしかできないんですよね。