匍匐前進日記

行政職で森林・林業にかかわってましたが、現在は民間で働き出しました。記事のテーマは業務関連の資格と時々パソコンの話ってところです。So-netから移行してきました(20160620)。移行前のは20100107~。記事は時々加筆修正します。

地図の空白地帯

8月にNHKのピンポン攻撃がうちのマンションにもやってきた。
実はうちのマンションでBSが見れることがわかって、
いままで見れなかったBSが見れるなら、と受信料を払うことにしました。

番組表で面白そうなタイトルは軒並み予約しまくって、3連休は録りためた番組をひたすら見てました。その中にBSプレミアムでやってる「アーススキャナー」って番組がありまして、本日第1回目の放送でした。

www4.nhk.or.jp地図の空白地帯が政治的な理由で生じることは理解ができますが、
じゃあ、地図のWikipediaと言われるOpenStreetMapではどうなってるかという疑問がわいたので、今日放送のナイジェリアのラゴス・マココ地区の地図で比較してみたい。

番組中で使ってたGoogleのMap↓

www.google.com中央のMakoko Communityってのが問題の地図にない水上都市。

ではOSMではどうかというと、↓

www.openstreetmap.orgこの地区は水上に作られた居住区。番組ではこの居住区がナイジェリア政府からは違法とされているとの説明でした。

GoogleとちがってOSMでは交通網である水路(というか単に家がないところ?)と水上の木造住宅が表現されている。木造住宅はGoogleで航空写真にきりかえるとわかりますが、表現するのが難しいくらい小さな住宅が密集してるので、OSMでも表現されているのはごく一部です。それでも主要な水路は表現されてるので、地図としてはOSMのほうが使えると思う。

OSMのいいところはダウンロードしてオフラインでも使えるところ。
オフラインの地図としてちょっと前からmaps.meをiPadiPhoneで使ってます(Androidでも使えるようです)が、自分の携帯の通信容量が貧弱なので、出張先や旅行先で重宝しています。使い始めたときは意識してなかったのですが、maps.meでもOSMが使われています。

maps.me

ガーミンのハンディGPS用でもOSMが使えます。

osm-for-garmin.org(以前職場のGPSのトラックデータで絵をかくのが趣味な人に教えてもらったのはこのサイトじゃなかった気がします。「garmin openstreetmap」でぐぐるとほかにも有用なサイトが見つかります。)


OSMは地図の色遣いが地味な感じがしますが、旅のお供としてはかなり使えます(特にお国の事情で公式の地図が貧弱な地域では)。GPS好きなら使うだけじゃなくてマップ作る人になるのもありですしね。