匍匐前進日記

行政職で森林・林業にかかわってましたが、現在は民間で働き出しました。記事のテーマは業務関連の資格と時々パソコンの話ってところです。So-netから移行してきました(20160620)。移行前のは20100107~。記事は時々加筆修正します。

森林作業道の路線計画にCS立体図は必要

林業やるのに伐った木を運び出すための道は不可欠で、
その路網の密度が経営資源として重要な指標だったりするわけですが、

http://www.rinya.maff.go.jp/j/ken_sidou/forester/pdf/05_28_5bu.pdf

一方でいい加減な路網計画で付けた道は急峻な地形が多い日本ではかえって山腹崩壊を引き起こしたりするので慎重な計画が必要になるわけで、
私としても国土地理院が公開している基盤地図情報から傾斜図のつくり方を説明したりしてたんですが、CS立体図なるものが巷で流行ってるのに気が付いてませんでした。

ci.nii.ac.jp

長野県林業総合センターで開発された手法なのですが、
使い方やどう役立つかは↓参照してください。

(社)長野県林業コンサルタント協会 信州山だより

http://www.exelisvis.co.jp/Portals/23/documents/4_SAR_NAGANO_TODA_150709.pdf

林業だけでなく、防災用途でも大変役立ちます。

 

で、QGISでこれを作るのに便利なプラグインができてた。

GitHub - waigania13/csmap_plugin: csmap plugin for qgis

レイトマジョリティたる私はいつも他人の成果を使わせていただくだけなのが心苦しいかぎりなのですが、
せめて職場や自分の関係者には広めようと思ってます。

でも定着率が悪いのが頭痛の種。それももうじき終わるかもしれんけど。

Vine Linux

昨日、オープンソースカンファレンスに行ってきた。

www.ospn.jp

知らない人の多いところにいくと妙に緊張するので本来は行くことは少ないのですが、
行けば知らないことを知れるかと思ってできる限り行ってみることにしている。
FileMakerワークショップやこのイベントが灰色っぽい業務の合間のオアシスのような気もする。

オープンソースカンファレンスは発表者、出展者、来場者ともにお兄ちゃんのほかにおっちゃんも多いけど、確かに文化祭的なノリで、参加してる人が楽しんでる感じがして結構楽しい感じで帰ってこれる。
ただ、自分は「そっち側」には入れない感じで、やっぱり傍観者。

話はとびますが、
就職したころ、Slackwareとかあったけど、Linuxディストリビューションがまだあまりそろってなかったころ、先輩が「Vine Linux」を使ってた。

Vine Linux

昨日のカンファレンスでそのVine Linuxの次期バージョンの発表があって、もうすぐ6.5がリリースされるらしい。
何月何日と言わないところがアレですが。
20年くらい前はボランティアがやってるとか知りませんでしたが、開発をサポートしてくれる人を探してるらしい。
とてもじゃないがお手伝いできるレベルじゃない。

現行のVine Linuxのバージョン6.3をVirtualBox上にインストールしてみた。
CentOSの6系よりだいぶん起動も動作も軽い。

Linuxコマンドの勉強にはちょうどいい環境な気がする。
ドットインストールとかだとPutty使ってターミナル接続する方法を講義してくれるんですが、VirtualBox上だとよくネットワークがつながらなくなることが多いので、
結局直接「端末で開く」してました。

Vineは今まで選択肢にしてなかったけど意外と使えそう(失礼)

 

170717追記
4月に6.5がリリースされてました。

Vine Linux - ダウンロード


VirtualBox上にインストールしてみましたが、
まだあまり動かしてません。

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

今年一年、理不尽なことがない穏やかな年になればと願ってます。
ただ、私個人にとっては転機になる年にしたい。

 

初詣では家族のこと、また個人のこと、いろいろとお願いしてきた。

 

まずは、0時をまわって年が変わったところで嫁さんの実家の近くの神社に初詣に一人で行きました。それほど大きな神社ではありませんがお神楽が奉納されてた。

f:id:haruchin-puripuri:20170102014451p:plain暗い中に浮かぶように見えるお神楽が幻想的な感じで、空気の冷たさもあって気分的にもあらたまるものがある。屋台はないので、かえって清潔な感じ。

 

夜が明けて、長女の学業成就のため3年前からお詣りしている大阪天満宮。
すごい人で酔いそう。

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こちらも本殿でお神楽が舞われてたけど、賽銭よけのネットのせいでよく見えない。
笛は見えなかったけど、太鼓は奏者がいて、実際にたたいておられた。
寒い中お疲れ様です。

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子供は屋台のカステラ目当てなのでこっちのほうがよかったみたいです。

でもやっぱり自分的には賑わいより落ち着いた感じの方が背筋が伸びる気がする。
また来年も行きたいけど、できればお礼の気持ちで詣でることができればと願う。

備忘録(キーボードレイアウト変更、パス追加)

ここ2・3日の作業でやりましたが、たまにしかしないので忘れそうなのでメモ。

キーボードレイアウト変更

↓デバイスマネージャからキーボードドライバの更新します。

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↓標準のドライバを使うのでPC内のドライバを選択します。

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↓そのままだと表示されないので「互換性のある~」のチェックをはずす。

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↓英語版(101/102)に変更して再起動

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パス追加

PythonでPIPコマンドで使ってパッケージインストールするのにAnaconda3フォルダにパスを通しておく。

↓コントロールパネル→システム→システムの詳細設定から設定。

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入力欄に「;」で区切って複数のパスを追記できます。

 

VirtualBox上で使ってるCentOSのキーボードレイアウト変更は↓参照

CentOS/コンソール上の英語キーボード・日本語キーボードの切替方法 - Linuxと過ごす

 

英語キーボードにしてみました

 漠然と日本語入力に切り替えるキーがよくわからなくて今まで日本語キーボードを選んできましたが、ローマ字入力するんなら特に英語キーボードで全く問題ないことが自分的に納得。

きっかけはPythonのスクリプト書くのになんか日本語キーボードって使いにくい気がしたこと。

それで、いつも使うノートPCに外付けでつなげるキーボードを買ってみた。

 

(↑は黒軸ですが、私が買ったのは茶軸です。)

店頭で触れて感触がよかったArchissのキーボード。ファンクションキーを捨てるかどうかでだいぶ迷ったけど結局これにした。HHKBまで割り切ることができませんでした。
カーソルキーがだいぶ離れてしまったのがちょっと気にはなる。

 

届いたキーボードをUSBでつないでみると、キーのレイアウトが日本語配列のまま。

Windows95以来、プラグアンドプレイにはずっとお世話になってきたけど、キーボードに関してはキーレイアウトは勝手には変わってくれないことにちょっとガッカリ。

それでもとりあえず使ってみると日本語の文章でも結構打ちやすい。E/J変換は「alt+チルダ」なのでそれほど苦にならない。とはいえ記号類がダメだとスクリプト打てないし何のために買ったのかわからない。

 

次にノートPC本体のキーボードを英語版のキーボードにしてドライバを変えることにした。

うちのノートPCはThinkpad。アマゾンで交換用の英語キーボードを売ってたのでポチっとした。

Thinkpadは中古ならお手頃価格で本体が手に入る。5年以上前の機種のバッテリーや交換用パーツが今も手に入るのはメリットだと思う。換装のためのマニュアルもレノボのサイトで閲覧できるのもスゲー便利。

 

 本日届いてさっそく換装。ドライバを英語配列に変更して、外付けキーボードも正しいキーレイアウトで使えるようになって、Pythonコードの入力しながら指を慣らしていってる最中です。日本語の文章も打ちやすいし、スクリプトも打ちやすいし、今まで英語キーボード敬遠してたけど、単なる食わず嫌いだった。

 

でも最初からThinkpadを英語キーボードにしとけばArchissのキーボード買わなくてもよかったかも、とふと気になったりならなかたり。Pythonのお勉強も楽しくはかどれば結果的にそれでいい、と自分に言い聞かせてる。

 

2017/01/02 追記

キーボード変えてみて通算1週間くらいの感想。@とEnterの位置がまだいまひとつなれてない。
Shift、BSが大きくなって入力しやすい。Delをあまり使わずBSで消すことが多くなった。
無変換キーがないのでIMEの設定でとりあえずShift+Spaceに無変換を割り当てた。
ArchissのキーボードにCtrlとCapsを入れ替えるキートップがついてきたので入れ替えて使ってみると、左隅のCtrlがAの隣にあるので思いのほか押しやすい。(日本語キーボードでも可能でしょうけど)

もっと早く英語キーボードに手を出しとけばよかった。

 

自伐型林業フォーラムin下北山村

森林率92%の下北山村は人口800人。
今日のフォーラム参加者70人だそうです。

前から気になってた自伐型林業について勉強させてもらうつもりで聴きに行きました。
なんだか今まで引っかかってたのがちょっとだけ解けた気がする。
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役人のフォレスターをいくら増やしても全然解決しない気がしてた。
政策が効いてない。
国や地方自治体が産業政策として目的達成のために作る制度は結局、補助金や事業計画づくり、といった昔からある制度手法になってしまう。

補助金のための基準は、極論すれば基準さえ達成すれば文句は言われない。
(例え制度の趣旨をゆがめていても。)
制度はできた瞬間からすでに陳腐化してる。

現状の制度がこの世界を改善する方向に効いてない。
「そうじゃないんだよな」と感じてたところに自伐型林業が気づかせてくれるところが多い。問題は制度だけじゃないこともはっきり気づかせてもらいました。

皆伐せずに更新を図る超長伐期の環境保全型林業が解決策だと思うのですが、これとて、誰でもできるようにするには「常識」と言えるくらいノウハウが当たり前のこととして普及される必要がある。

パネルディスカッションでは、役所がやれることについても言及してくれてありがたかった。

このフォーラムではありませんが、結構YouTubeで自伐型林業に関する動画がアップされてます。まだよく知らない、という方は一度ご覧いただければ。

www.youtube.com

森林GISフォーラム 地域シンポジウム in 島根

10/21、休みとって1泊2日でいってきました。

1日目は例の鳥取県を震源とする地震で会場の照明が揺れたりしたけど、
その後は大きな揺れもなく、順調に発表は終わりました。

1日目の発表では、太田川森林組合さんの話の前段が興味深かった。
経営計画がうまくいってない地域の原因分析とか、初めて他の都道府県との比較の話を聞いてビックリ。

スケールメリットが~とかいって広域合併したところがどっこい「合理化」しずぎてマンパワーに余裕がなくて進んでない、とか目からウロコな話も。

組合の広域合併、うさん臭いって前から思ってたんだよな。意思決定は遅くなりそうだし、民間企業といろんな意味で違うからいろんな事情で合併のメリットをきちんと使いこなせるかよくわからんし。

 

個人的には2日目のドローンの活用事例発表のほうが単純な意味で楽しかったです。

ドローンがもたらす空撮の美しい映像が地域の魅力の再認識に役立ってた話、
地元の方も来られて熱くて超ローカルな「近所」の話をしてくださって、こういう思いが地元を盛り上げるんだと感心しました。

発表の後の実機デモでは、
トンボ空撮のお兄さんとお話しできてよかったです。
(1日目の内容はそれはそれで有意義でしたが)

ドローンで空撮すんのにプロポが2台いる話とか、
交換パーツをもう1台組めるくらいストックしとく話とか、
面白かったです。

 

↓2日目の会場の様子

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↓会場の後ろにはドローンの実機の展示 マルチコプターが多いけど、
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↓竹谷さんの固定翼。固定翼のほうが長時間飛べ、広い範囲カバーするのに向いてる。
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↓昼からトンボ空撮さんが実機で飛行デモf:id:haruchin-puripuri:20161024231203j:plain

↓実際飛ぶと楽しい
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↓デモが終わっても帰らない人が結構いてて、
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↓操縦してたお兄さんにいろいろ質問(実機はdjiのインスパイア)
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トンボ空撮さんのドローン動画

www.youtube.com

↓会場外では別の催しでテントがたくさん立ってました。
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↓昼食はテントで買った炊き込みご飯と農大のトマトシチュー。おいしかった。
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帰り道、雨にやられたけど、楽しい一日でした。

森林・林業・環境機械展示実演会

今日・明日と京都の福知山で開催中の森林・林業・環境機械展示実演会
全国育樹祭と併催のこのイベントですが、ほかにもいろいろ京都府内の各地で分散して行われてるようです。

morinokyotohaku.jp

で、林業機械展のほうは昨日の雨のおかげで足元はかなり悪いです。

長靴率が高いので、みんな参加慣れしてるんだろうと思う。
重機が動き回って原木ぶった切ったり砕き散らしたりするイベントなので、基本舗装されたところではできない→雨が降ればぬかるむ→長靴必須って感じ?
とはいえ、当日安全用具のメーカーブースで長靴をお買い求めになる方もおられたそうな。

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あんまりこの手のイベントに顔出したことないんですが、当然地域の物産展とかもあるし、うどんとか焼きぞばのコーナーもあったので、昼ごはんもってなかったけど何とかなりました。国道9号線沿いにはローソンもあるし。

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↑おもてなし会場ってなってた地域の物産・食べ物コーナーは砕石敷のおかげでぬかるむことはなかったです。ほんとにありがたいです。

当然、林業機械そのものよりGPS・GISのソリューションのブースに吸い寄せられるワタクシ。

f:id:haruchin-puripuri:20161009163747j:plain竹谷商事さんのブースに一緒に入ってたウッドインフォの社長の中村さんの背負って歩く三次元レーダーシステム「3Dウォーカー」の話が面白かったです。

maple96.wixsite.com

明日もやってますが、明日こそは家族サービスしないといけない。
京都府の皆さん、お疲れ様です。あと一日頑張ってください。

FAX送信票

FAX送信票って結構同じ相手に何回も送ったりするので記録もかねてFilemakerで作ってます。同じ内容で複数の宛先で一括作成、っていう機能はありません。

公開用 - Google ドライブ にFilemakerPro13で作ったFAX送信票をアップしました。

Filemaker持ってない人用にランタイム版もいれてみます。

FilemakerのAdvanced版を組織で1本買うと、作ったデータベースをFilemakerをインストールしてないPCでも動かせるランタイム版が作れるので、組織内で配布できて便利。ランタイム版作成方法→ファインテックさんのWEBページに説明がありました。

 

もしつかってみて何か感想がありましたらコメントくださればありがたいです。

QGIS・フィールド計算機で林齢を計算する

小班ポリゴンのshapeファイルの属性テーブルに林齢フィールドが入ってる。
でもこれでは毎年林齢を更新していく必要があり、面倒。

植栽年のデータがあれば、その都度林齢を計算させるのにフィールド計算機が使える。

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植栽年を西暦で入れておけば、今後は西暦の差し引きで林齢を求めることができます。

計算式の欄に「林齢を求める年度ー"植栽年(フィールド名)"+1」を入力する。

レコード数が多いと数分かかることがあります、年に1回しかやらない作業なのでそんない面倒でないと思う。