森林率92%の下北山村は人口800人。
今日のフォーラム参加者70人だそうです。
前から気になってた自伐型林業について勉強させてもらうつもりで聴きに行きました。
なんだか今まで引っかかってたのがちょっとだけ解けた気がする。
役人のフォレスターをいくら増やしても全然解決しない気がしてた。
政策が効いてない。
国や地方自治体が産業政策として目的達成のために作る制度は結局、補助金や事業計画づくり、といった昔からある制度手法になってしまう。
補助金のための基準は、極論すれば基準さえ達成すれば文句は言われない。
(例え制度の趣旨をゆがめていても。)
制度はできた瞬間からすでに陳腐化してる。
現状の制度がこの世界を改善する方向に効いてない。
「そうじゃないんだよな」と感じてたところに自伐型林業が気づかせてくれるところが多い。問題は制度だけじゃないこともはっきり気づかせてもらいました。
皆伐せずに更新を図る超長伐期の環境保全型林業が解決策だと思うのですが、これとて、誰でもできるようにするには「常識」と言えるくらいノウハウが当たり前のこととして普及される必要がある。
パネルディスカッションでは、役所がやれることについても言及してくれてありがたかった。
このフォーラムではありませんが、結構YouTubeで自伐型林業に関する動画がアップされてます。まだよく知らない、という方は一度ご覧いただければ。