匍匐前進日記

行政職で森林・林業にかかわってましたが、現在は民間で働き出しました。記事のテーマは業務関連の資格と時々パソコンの話ってところです。So-netから移行してきました(20160620)。移行前のは20100107~。記事は時々加筆修正します。

自伐型林業フォーラムin下北山村

森林率92%の下北山村は人口800人。
今日のフォーラム参加者70人だそうです。

前から気になってた自伐型林業について勉強させてもらうつもりで聴きに行きました。
なんだか今まで引っかかってたのがちょっとだけ解けた気がする。
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役人のフォレスターをいくら増やしても全然解決しない気がしてた。
政策が効いてない。
国や地方自治体が産業政策として目的達成のために作る制度は結局、補助金や事業計画づくり、といった昔からある制度手法になってしまう。

補助金のための基準は、極論すれば基準さえ達成すれば文句は言われない。
(例え制度の趣旨をゆがめていても。)
制度はできた瞬間からすでに陳腐化してる。

現状の制度がこの世界を改善する方向に効いてない。
「そうじゃないんだよな」と感じてたところに自伐型林業が気づかせてくれるところが多い。問題は制度だけじゃないこともはっきり気づかせてもらいました。

皆伐せずに更新を図る超長伐期の環境保全型林業が解決策だと思うのですが、これとて、誰でもできるようにするには「常識」と言えるくらいノウハウが当たり前のこととして普及される必要がある。

パネルディスカッションでは、役所がやれることについても言及してくれてありがたかった。

このフォーラムではありませんが、結構YouTubeで自伐型林業に関する動画がアップされてます。まだよく知らない、という方は一度ご覧いただければ。

www.youtube.com

森林GISフォーラム 地域シンポジウム in 島根

10/21、休みとって1泊2日でいってきました。

1日目は例の鳥取県を震源とする地震で会場の照明が揺れたりしたけど、
その後は大きな揺れもなく、順調に発表は終わりました。

1日目の発表では、太田川森林組合さんの話の前段が興味深かった。
経営計画がうまくいってない地域の原因分析とか、初めて他の都道府県との比較の話を聞いてビックリ。

スケールメリットが~とかいって広域合併したところがどっこい「合理化」しずぎてマンパワーに余裕がなくて進んでない、とか目からウロコな話も。

組合の広域合併、うさん臭いって前から思ってたんだよな。意思決定は遅くなりそうだし、民間企業といろんな意味で違うからいろんな事情で合併のメリットをきちんと使いこなせるかよくわからんし。

 

個人的には2日目のドローンの活用事例発表のほうが単純な意味で楽しかったです。

ドローンがもたらす空撮の美しい映像が地域の魅力の再認識に役立ってた話、
地元の方も来られて熱くて超ローカルな「近所」の話をしてくださって、こういう思いが地元を盛り上げるんだと感心しました。

発表の後の実機デモでは、
トンボ空撮のお兄さんとお話しできてよかったです。
(1日目の内容はそれはそれで有意義でしたが)

ドローンで空撮すんのにプロポが2台いる話とか、
交換パーツをもう1台組めるくらいストックしとく話とか、
面白かったです。

 

↓2日目の会場の様子

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↓会場の後ろにはドローンの実機の展示 マルチコプターが多いけど、
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↓竹谷さんの固定翼。固定翼のほうが長時間飛べ、広い範囲カバーするのに向いてる。
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↓昼からトンボ空撮さんが実機で飛行デモf:id:haruchin-puripuri:20161024231203j:plain

↓実際飛ぶと楽しい
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↓デモが終わっても帰らない人が結構いてて、
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↓操縦してたお兄さんにいろいろ質問(実機はdjiのインスパイア)
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トンボ空撮さんのドローン動画

www.youtube.com

↓会場外では別の催しでテントがたくさん立ってました。
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↓昼食はテントで買った炊き込みご飯と農大のトマトシチュー。おいしかった。
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帰り道、雨にやられたけど、楽しい一日でした。

森林・林業・環境機械展示実演会

今日・明日と京都の福知山で開催中の森林・林業・環境機械展示実演会
全国育樹祭と併催のこのイベントですが、ほかにもいろいろ京都府内の各地で分散して行われてるようです。

morinokyotohaku.jp

で、林業機械展のほうは昨日の雨のおかげで足元はかなり悪いです。

長靴率が高いので、みんな参加慣れしてるんだろうと思う。
重機が動き回って原木ぶった切ったり砕き散らしたりするイベントなので、基本舗装されたところではできない→雨が降ればぬかるむ→長靴必須って感じ?
とはいえ、当日安全用具のメーカーブースで長靴をお買い求めになる方もおられたそうな。

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あんまりこの手のイベントに顔出したことないんですが、当然地域の物産展とかもあるし、うどんとか焼きぞばのコーナーもあったので、昼ごはんもってなかったけど何とかなりました。国道9号線沿いにはローソンもあるし。

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↑おもてなし会場ってなってた地域の物産・食べ物コーナーは砕石敷のおかげでぬかるむことはなかったです。ほんとにありがたいです。

当然、林業機械そのものよりGPS・GISのソリューションのブースに吸い寄せられるワタクシ。

f:id:haruchin-puripuri:20161009163747j:plain竹谷商事さんのブースに一緒に入ってたウッドインフォの社長の中村さんの背負って歩く三次元レーダーシステム「3Dウォーカー」の話が面白かったです。

maple96.wixsite.com

明日もやってますが、明日こそは家族サービスしないといけない。
京都府の皆さん、お疲れ様です。あと一日頑張ってください。

FAX送信票

FAX送信票って結構同じ相手に何回も送ったりするので記録もかねてFilemakerで作ってます。同じ内容で複数の宛先で一括作成、っていう機能はありません。

公開用 - Google ドライブ にFilemakerPro13で作ったFAX送信票をアップしました。

Filemaker持ってない人用にランタイム版もいれてみます。

FilemakerのAdvanced版を組織で1本買うと、作ったデータベースをFilemakerをインストールしてないPCでも動かせるランタイム版が作れるので、組織内で配布できて便利。ランタイム版作成方法→ファインテックさんのWEBページに説明がありました。

 

もしつかってみて何か感想がありましたらコメントくださればありがたいです。

QGIS・フィールド計算機で林齢を計算する

小班ポリゴンのshapeファイルの属性テーブルに林齢フィールドが入ってる。
でもこれでは毎年林齢を更新していく必要があり、面倒。

植栽年のデータがあれば、その都度林齢を計算させるのにフィールド計算機が使える。

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植栽年を西暦で入れておけば、今後は西暦の差し引きで林齢を求めることができます。

計算式の欄に「林齢を求める年度ー"植栽年(フィールド名)"+1」を入力する。

レコード数が多いと数分かかることがあります、年に1回しかやらない作業なのでそんない面倒でないと思う。

Filemakerで作ったファイル

作ったデータの置き場↓

https://drive.google.com/folderview?id=0B46I9_ffr-QbS2tPUUszQ0ZlNXc&usp=sharing

 

とりあえず、今は会議録のデータだけ入ってます。
あと森林経営計画-委託契約書管理のデータもでき次第入れていこうと思ってます。

さわってみて何か感想がありましたらコメントいただければ幸いです。

オープンソースGISの学習機会

今年もFOSS4Gが開催される。

関西では奈良大学で開催予定↓。

www.osgeo.jp

奈良大学はESRIのイベントとかでも使われるし、GISの教育にすごく力を入れてる。
FOSS4Gでも学生さんが発表してるのを見たことがある。

ハンズオンの内容が未定ですが、
オープンソースGISのハンズオン研修が受けられるごくわずか機会なので、
この2日間はできるだけ予定空けとこうと思う。

講師が外国人だったりするのも脳みその普段使ってない部分を使えるいい機会だったりする。

 

GPS付きデジカメのマウント方法

先週買ったデジカメをベルトにマウントするためのグッズ。

 

 

意外と横幅がかさばったのと、強度的に不安な感じですが、
100均で買ったマジックテープとカラビナを使って、ちょっと工夫してみました。

黒いパーツは本来ベルトなどに通して腰に一眼デジカメをつりさげるためのものですが、今回はこれをつかってリュックの肩ひもにカメラを固定したいと思います。

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↑100均のカラビナについてた2重リングでマウント用の丸い突起ついた球体関節みたいなパーツとカメラ本体を接続してます。

 

↓丸い突起部分を黒いパーツの溝の上のほうからカチッと音がするまで下げるとセット完了です。

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↓黒いパーツはこれまた100均で買ったマジックテープのベルクロでリュックの肩ひもに固定。

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幸い肩ひものの材質もマジックテープに良くくっつくのでそれほどきつく締めなくてもしっかり固定できました。

これでGPS付きデジカメの使い勝手と精度が上がるといいんですが。

 

Filemakerで会議録管理してみる

データベースの勉強してます。

データが増えるとファイルで管理するよりデータベースで管理するほうが云々、てことが↓の本に書いてあって、会議録なんかもWordで各人がペチペチ打って管理するより、ほんとは集中管理するほうがいんだろうなと思ってた。

この本、会話形式で初心者向けですが、Filemakerにとびつく私のような初心者に抜けがちなデータベースの基本概念が書いてあって勉強になります。

〔入門〕はじめてのデータベース

〔入門〕はじめてのデータベース

 

Filemakerにはフィールドの桁数が設定がなくて、長いテキストもほりこめる。ってことで現在会議録を作ってるところ。

役所は紙で回覧するので、印刷がうまくできないと困りもの。

A4で印刷することを想定して、また長い議事録の場合も想定してあらかじめ数ページ分の縦に長いフィールド枠を設定してます。
ただ、そのままだたとフィールド枠より実際の議事録は短い場合が多いので、印刷すると何もないページが多くて無駄が多い。

そこで、Filemakerのスライド機能を使うと、テキストフィールドの空行を自動的に詰めてくれる。

入力用のレイアウトと印刷用のレイアウトを分けて設定して、印刷用レイアウトには上記のとおりフィールド枠を縦に長い複数ページにまたがるようにして、かつスライド設定しておく。

印刷するときは自動的に印刷用レイアウトに移ってから印刷するように短いスクリプトを書いて、「印刷ボタン」にスクリプトを設定する。

大体できたんですが、あと資料登録・取出しのスクリプトをつくり中。

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Filemaker、独学だと進捗悪いし、どう学べばいいかわからんかったけど、一つは人に教えてもらうのが手っ取り早かった。もっと早く気づけばよかった。
とはいうものの、お金はかかるので、WEBセミナーも一つの手です。公式のものもあれば↓、Youtubeでもあります。

www.filemaker.com

オープンソースカンファレンス京都

金曜は仕事があったので2日目の土曜しか行けませんでしたが、
初めてオープンソースカンファレンス京都2016に行ってきました。

受付はあったけど、別に事前申し込みのチェックをするわけでもなく、配布資料をくれました。受付のお姉さんがかわいかった。

受付には初心者用の首から下げる名札があって、「つけたかったらつけてもいいよ」って感じで置いてありました。初心者名札つけたら、こんなおっさんでも誰か親切にしてくれたんだろうか。

↓展示会場の様子(ここ以外にも展示会場はありましたけど写真撮ってない)

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ブースを見てまわると、企業やユーザー会に交じって、コミケ的な感じ(本物を行ったことないのですが,,,)出展もあって、同人誌みたいな冊子(中身見てない)を販売してるところもありました。嫌いじゃないけどおっさんだし恥ずかしくて素通りさせていただきました。

で、展示会場とは別の会議室ではいろんな発表がありましたが、どれも表題でイメージしてたのと内容が自分的には違いすぎて、ついていけないのが多かった。ただ、そういう世界で仕事なり活動されてる方が大勢いて、一口にオープンソースといってもいろんな切り口があることを改めて痛感。

仮想化の話とかサーバ・インフラの運用・管理・監査の情報が多かったような気がします。DockerとかOpenStackとかなんとなくしかわからない話がここでは基礎知識のような感じです。
その中で高橋基信さんのSambaの話と中小企業現役IT担当者のSugachanの話が面白かったです。恥ずかしくて「サインして」が言えませんでしたが、高橋さんのブースで本買いました↓。

 

【改訂新版】サーバ構築の実例がわかるSamba[実践]入門 (Software Design plus)

【改訂新版】サーバ構築の実例がわかるSamba[実践]入門 (Software Design plus)

 

 

Sugachanの話は業務改善に取り組む人・組織にはうなづくところも多いかと思います。改善効果がみんなに役立つことが想像できないと、改善自体が受け入れられないという、人間の意識を変えるのは下からじゃ無理なんじゃないかと痛感させられた事例発表でした。だからこそ社内の風通しとか経営層のマネジメントがほんとに大事な気がする。役所もそうなんだよな~と思いながら聞いてました。スライド公開してくれないかな...

行ったからといって何かが変わるとは限らないけど、行くと何かは手元に残る。
また機会があれば行きたいです。

↓駅から会場までの道路(帰りに撮影)

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やっぱり京都、ラーメン屋が多い気がする。会場近くの「ラーメン日本一」が量が多くて、大食いの人にはオススメ。